宮城・富谷市にEV向け半導体基板の製造工場建設へ 2026年フル稼働を目指す

宮城県富谷市にEV=電気自動車向けの半導体基板などを製造するプラント大手、日揮グループの新工場が建設されることになりました。

富谷市の高屋敷西地区で造成中の工業団地に新工場を建設するのは、素材やプラントの大手、日揮ホールディングスの子会社、日本ファインセラミックスです。

約12.5ヘクタールの敷地に、半導体製造装置向けのセラミックスやEV向けの半導体基板などを製造する工場を建設します。

2025年春までの一部稼働、2026年春までのフル稼働を目指し160人ほどを新規雇用する予定です。

投資額は約100億円に上る見込みです。 21日に富谷市役所で開かれた立地表明式で、日揮ホールディングスの石塚忠社長は、新工場がEV関連であることを踏まえ「社会の要請である低炭素化、脱炭素化に貢献したい」とあいさつしました。

また、自身が仙台市出身であることにも触れ、このように話しました。

日揮ホールディングス石塚忠社長「ふるさとである宮城県に貢献できることを光栄であり誇りに思う」

日本ファインセラミックスは仙台市泉区に本社があり、富谷市の工場はこれで2カ所目になります。

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