桃鉄とタイアップ 岡山市周遊PR 22日からスマホ使いクイズ形式

観光周遊企画のスマホの画面。サイコロを振って訪問先を決める(C)さくまあきら(C)Konami Digital Entertainment

 岡山市などは22日、市中心部の桃太郎大通りや県庁通り、表町商店街を舞台にした観光周遊企画を始める。人気ゲーム「桃太郎電鉄(桃鉄)」とタイアップした企画の第3弾で、スマートフォンを使って各所を巡るクイズラリー形式とする。来年3月末までで、特別ラッピングの路面電車も運行する。

 「桃太郎のまちを取り戻せ!!in岡山市」と題し、歴史案内看板「岡山歴史のまちしるべ」など27カ所を周遊スポットに設定。参加者はスマホで特設サイトにアクセスしてJR岡山駅からスタートし、画面の中でサイコロを振って複数のスポットを回る。訪問先でQRコードを読み取ると貧乏神のキャラクターが出現。クイズに答えて退散させ、ゴールの岡山城を目指す。

 所要時間は2、3時間。ゴール後にゲーム内で獲得した総資産を短文投稿サイトのツイッターに投稿すれば、桃鉄キャラクターをデザインしたマスクとボールペン、クリアファイルのセットが抽選で100人に当たる。

 市と岡山商工会議所、おかやま観光コンベンション協会で構成する岡山ビジットアソシエーションの主催。企画に合わせ、岡山電気軌道の路面電車MOMOをゲームに登場する列車「デストロイ号」の姿にラッピングする。

 チラシをJR岡山駅構内の市ももたろう観光センターや各区役所で配り、9月末まで開催している大型観光企画「岡山デスティネーションキャンペーン」などとの相乗効果を狙う。大森雅夫市長は「桃太郎電鉄の知名度も相まって、岡山市の発信と誘客につながると期待している」と話している。

 岡山ビジットアソシエーションは、桃鉄とタイアップしたプロモーションを20年度から展開している。

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