夏の胃腸をケア!自律神経のバランスを整える「背中をねじる」ストレッチ

おはようございます。ヨガインストラクターの高木沙織です。

東京都心では、6日連続の猛暑日を記録した6月。そして、7~9月もまだまだ厳しい暑さが続くと言われています。

「毎年、夏になると胃腸の調子が悪くなる」という方にとっては、悩ましい季節なのではないでしょうか。

この、夏特有の胃腸の不調は、実は、冷房が効いた屋内と、暑さが厳しい屋外の寒暖差による自律神経のバランスの乱れが大きく関係しています。自律神経は、消化などの機能をコントロールする神経でもあるため、バランスが乱れると胃腸の不調症状につながることがあるのです。

そんな不調を克服するためにおすすめしたいのが、背中をねじるストレッチ。自律神経は、背骨の間から出ているんですよ!

背骨周辺のストレッチをおこなって、背骨の動きを良くしたり、筋肉の凝りをほぐしたりすることで、自律神経のバランスを整える効果に期待できるのです。

それでは早速、「背中をねじるストレッチ」をおこなっていきましょう!

夏の胃腸、自律神経を整える◎「背中をねじるストレッチ」

1) 床にひざ立ちになる

※足は腰幅程度に開き、つま先は立てておきます

※腰が反りすぎないように、尾骨を引き下げて骨盤を軽く後傾させます

2) 右足を大きく前に踏みだして…

両手をひざのあたりに添える

※右ひざは、90度。ひざがつま先よりも前に出ないようにします

3) (息を吐きながら)上体を右にねじって、5回呼吸する

※腹部を強くねじる必要はありません。背中が心地よくストレッチされているのを感じましょう

※ねじり具合は、体の様子に合わせて調整し、無理のないところから徐々に深めていくとgood

4) 左足を前に踏みだしたら、反対側も同様におこなう

※ねじっている間も、吸う息で腹部を膨らませ、吐く息でへこませる呼吸を繰り返してリラックスします

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このストレッチでは、背中をねじるだけでなく、腹部に適度な圧をかけることができるため、冷たい飲食物の取りすぎで冷えた内臓を刺激して、血流を促す効果も期待できるでしょう。

ゆったりとした呼吸と合わせて、おこなってみてくださいね。

それでは今日も、良い1日を!

☆この連載は<毎週金曜日>に更新です。来週もどうぞお楽しみに!

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