田臥選手、宇都宮ブレックス残留 在籍15季目のシーズンへ

田臥勇太

 バスケットボールBリーグ・宇都宮ブレックスの田臥勇太(たぶせゆうた)(41)が2022-23年シーズンの契約に合意し、チームに残留する見通しであることが21日、関係者への取材で分かった。日本バスケットボール界のレジェンドが、在籍15季目となる今季もプレーヤーとして、リーグ連覇を目指すブレックスをけん引する。

 ブレックスは1日に、田臥がリーグの自由交渉選手リスト入りしたことを発表。今季契約へ向けた交渉を続けていた。リーグ規定によると同リスト入りした選手とは、どのチームも所属元への通知なく交渉・契約が可能となるため、ファンの間では現役引退も含め動向が注目を集めていた。

 田臥は2008年にブレックスへ加入。長年、司令塔のポイントガードとしてチームをけん引してきたが、近年はけがの影響で戦線離脱するなどし出場時間を減らしていた。

 昨季は10月9日のホーム川崎戦で7得点を挙げ存在感を発揮。レギュラーシーズンは41試合に出場し、1試合平均4分47秒間プレーした。チャンピオンシップも2試合に途中出場。主将としてもリーダーシップを発揮し、チームに欠かせない存在だった。

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