鉄道のまちにトーマスたちがやってきた―。特別展「きかんしゃトーマスとなかまたち」が7月21日、福井県敦賀市金ケ崎町の敦賀赤レンガ倉庫で始まった。鉄道模型や巨大なオブジェなどが親子連れらの人気を集めている。10月18日まで。
「きかんしゃトーマス」の物語は鉄道発祥の国、英国生まれ。原作「汽車のえほん」が1945年に発刊され、日本では90年からテレビアニメの放映が始まり、根強い人気を誇る。
同倉庫常設の明治後期から昭和初期の敦賀の街並みを再現した国内最大級の鉄道ジオラマ(全長約27メートル)に同一規格HOゲージサイズの“なかまたち”7台を展示。走行する青色トーマスや、転車台に載せられた黄緑色のヘンリーなど往時の敦賀に溶け込む様子が楽しめる。トーマスたちの鉄道会社の重役、トップハム・ハット卿(きょう)もジオラマに隠れており、撮影して写真画面を提示するとステッカーがもらえる。
全長3メートル、幅1メートル、高さ1.7メートルの巨大トーマスや、オレンジの車体のニアの顔出しパネルといった記念撮影できるフォトスポットを開設。高さ2メートル、幅1.1メートルのキャラクター紹介タペストリーや、電車のおもちゃ「プラレール」版のトーマスやジェームスなどの展示もある。木製レールのジオラマで触って遊べるコーナーや、3カ所のポイントでスタンプを押して1枚のイラストを完成させるスタンプラリーも楽しめる。
同展の担当者は「鉄道と港のまち敦賀のジオラマにいるトーマスたちを探して楽しんで」と話している。
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午前9時半~午後5時半。入場料大人400円、小学生以下200円(3歳未満は無料)。水曜日休館。