感染者急増で宮城県の大規模接種センター混雑 4回目対象者拡充で接種枠を増枠へ

新型コロナの感染者が急激に増えてから、宮城県の大規模接種センターでは予約の件数が増えていて、22日は接種を受ける人で混雑しました。

JR仙台駅の東口に県が設けた大規模接種センターは、朝から混雑しました。会場では4回目の接種を受ける60歳以上の人のほか、3回目までの接種を受ける若年層の姿も見られました。

「3回目受けるのを延期していたんですけれども、今回第7波が来たんでやっぱり受けようということで」
「とにかく4回目っていうのはなんとなく必要だなというのはあったし、それからまた急に今増えてきましたよね。だからなるべく早い方が良いのかなと思って」

県によりますと20日、県全体の感染者数が初めて2000人を超えたことを受け、ワクチン接種を希望する人が増えていて、22日と23日は1500人の予約枠が埋まっているということです。

県ワクチン接種推進室大村享総括室長補佐「だいたい4回目の方が全体の8割ぐらい、残りが3回目。若干初回の方もいらっしゃいますけれども、それが2割ぐらいの割合になっております」

7月の初めは定員の半分程度の利用で空きが目立つ状況でしたが、急激に感染者が増えてから高齢者のほか若い世代の利用も増えているということです。

大規模接種センターでワクチン接種を受けられるのは7月末までで、県では接種を希望する人は早めに予約するよう呼びかけています。

一方、政府のワクチン分科会が22日に開かれ、4回目の接種対象を60歳未満の医療従事者や介護福祉施設などの職員に拡充することが了承されました。

これを受け県では、大規模接種センターの1日当たりの接種枠を23日から200人ほど増やして対応します。

また、仙台市では拡充する対象者が医療従事者・介護施設職員等とされていることから、明確な対象範囲を示した国からの通知を待って対応する考えです。

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