自転車好きのコミュニティーに飛び込んでみませんか…たくさんの「楽しい」や感動を共有しテクニックも向上、祝福のゴールインも?【ふくいのそと遊び】

感動を共有できる仲間がいれば自転車はもっと楽しくなります。
なんと自転車を通じて人生の伴侶まで…
性別も年齢も職業もさまざま。でも自転車が好きいうことだけで一緒に楽しめるのです。

みなさまこんにちは。サイクルスポーツを愛する酒井の月イチコラムです。

今年は夏の到来が早くてワクワクしていたところですが、ここへきて梅雨に逆戻りしたような日々が続いて、なんだか鬱々としちゃいます。とはいえ雨でも乗ってる酒井は、そんな今を楽しんでます。

さてさて、今回は自転車コミュニティーについてお話を。担当の酒井はこの回で一旦休憩に入ります(笑)ので、今月も少しだけお付き合いくださいませ。

私、酒井は23年前にバルバでスポーツバイクに出会って現在に至るわけなのですが、最初はひとりで乗るため(目的はダイエット)でした。しばらくは、せっせとダイエットのために通勤ライドしたり、1人でふらっとサイクリングしてみたり。

そんな風に楽しく過ごしていたのですが、2、3ヵ月してからイベントに誘われて行くことに…。そのイベントとは八ヶ岳で行われるMTBの大きな大会でした。

性格上、あまり積極的に自ら話をする方ではなく「やっぱり行くのやめようかな…」と参加の返事をした後もギリギリまで行くことを凄く悩みました。

結局参加したのですが、知らない人達ばかりだったので不安いっぱい。それはもうドキドキでした。うちの社長の圧で断りづらかったのもありますが…(笑)→今思えば、これが無かったら違う人生になってたでしょうねぇ

そのイベントには10代から50代以上の25人ほどと一緒に参加したのですが、不安そうな僕を優しく迎えてくれました。なので、泊まりがけのイベントを楽しく過ごすことができました。

イベントがキッカケになって、少しづつ顔を合わせる機会が増えて、一緒に自転車で花火を見に行ったり、レースに向けたトレーニングしたり、BBQしたり…次第に仲が深まっていく感じでした。

このコミニティで知り合って結婚していく仲間もいましたね。僕もそうです。(書くとなんか恥ずかしぃ…!)

飛び込んだこの輪。最初からいきなり馴染めた訳ではありません。もともと人間関係が面倒臭く基本的に1人で過ごす方が楽だなと、そんな考え方だったので。

この輪に飛び込んでは見たものの、しばらくは誘われても返事を超迷いましたし、不安の方が断然大きかった…でも皆さん自転車が好きで、ただただ一緒に自転車に乗って、たくさんの時間、いろんな感動を共有している間に気付いたら、居心地の良い空間になってました。

確かに人が集まれば面倒くさいこともあります。でも、関係が深まっていく過程にはそういうことはつき物なのかなぁと思います。

23年間(最初8年は客として)毎年毎年、去年より今年の方が楽しいなぁと思って過ごせています。それは“自転車を楽しむ”という共通ワードの下、性別はもちろん、年齢も職業も違ういろいろな方々がいて、毎年新しい参加者も増え、一緒に楽しめる仲間がいたからです。

いろいろな趣味がある中、自転車を通じて知り合えたのは奇跡だと思いますし、これからも「ずっと楽しい」を続けていくにはきっと仲間が必要なのかなぁと思います。

最初は1人でも楽しかったサイクルライフ。「楽しい」や「嬉しい」や時には「哀しい」や一緒に感動を共有できるともっと楽しいのかなぁと、心豊かになれるのかなぁと思うようになりました。

酒井が客として通っていたころバルバのコミュニティーは一つだけでしたが、現在は目的別に2つに分けています。自転車を楽しむ目的が違う者同士より、目的が近い同士の方が一緒にいてより楽しいからです。

■バルバレーシングクラブ

打ち込むものを持ちたい。レースに勝ちたい。強くなりたい。表彰台に立ちたい。自身を成長させたい。そんな想いをかなえるためのフィジカル、テクニカル、メンタルなどのトレーニングを仲間と一緒に助け合い、切磋琢磨しながらレースを100%楽しむ(目標達成)ことを目的としています。

■バルバクラブ

知らない場所や行きたい場所を走ったり、景色やグルメを堪能したり、長く、早く、楽に、格好良く走れるようになるために、走行技術、テクニックなどを習得したり、仲間とライドを100倍楽しむ。サイクルスポーツをバランス良く楽しむことを目的としています。

それぞれ目一杯楽しんで頂けるようにつくったコミュニティーです。

酒井は、このサイクルコミュニティーに飛び込んだことで世界が広がりましたし、なにより1人では得られなかっただろうたくさんの“楽しい“を得ることができました。そしてこれからは、自分自身がコミュニティーで感じることができた幸福感を、もっとつくっていけるようにしていきたいと思います。こういう場に一歩踏み出すことは、すごく勇気がいる人もいると思いますが気軽にご相談ください!

一緒に自転車乗りましょう!!

 

さて次回は… ちょっぴり刺激的な“ロードレース“のお話。こちらは、レーススペシャリストのタケローこと寺崎武郎(エチゼンストアスタッフ)にいったんバトンを渡します。お楽しみに。

(スポーツサイクル専門店「バルバワークスフクイストア」=福井市門前1丁目1209 酒井紀章)

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