「君といつまでも」歌碑が除幕 加山さんから喜びコメント 奥日光【動画】

除幕された「君といつまでも」の記念歌碑=22日午前11時35分、日光市中宮祠

 日光市山内の日光山輪王寺は22日、奥日光の別院・中禅寺立木観音に歌手で俳優の加山雄三(かやまゆうぞう)さん(85)の大ヒット曲「君といつまでも」の歌碑を建立し、除幕式を行った。加山さん主演の映画「エレキの若大将」は奥日光が舞台の一つで、中禅寺でも撮影が行われており、同曲が主題歌だったことにちなんで建てた。

 1965年公開のエレキの若大将は、東宝のヒット作「若大将シリーズ」の6作目。「君といつまでも」は劇中、奥日光で加山さんが歌った。

 歌碑の建立は、加山さんが2021年に文化功労者となったことを記念して企画。愛をつかさどり、良縁などに御利益がある愛染明王(あいぜんみょうおう)を祭る「愛染堂」近くに建てた。

 除幕式には福田富一(ふくだとみかず)知事や粉川昭一(こなかわしょういち)日光市長ら約20人が出席し、加山さんのファンなども見物に訪れた。輪王寺の僧侶による法要が営まれ、同寺の石塚慈雄(いしづかじゆう)門跡は「愛染堂にお参りし、歌碑とともに本当の愛をかみしめてほしい」とあいさつした。

 その後「自分が作り出したものが次の世代に伝わっていくこと、本当にうれしく思います」などとする加山さんのメッセージも披露された。

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