レヴァンドフスキも来た!「バイエルンとバルセロナ、両方でプレーしたスター選手たち」

ついに内定したロベルト・レヴァンドフスキの移籍。バイエルン・ミュンヘンからバルセロナへと活躍の場を移すことになった。

今回はそんな「バイエルン・ミュンヘンとバルセロナ両方でプレーしたスター選手」8名を特集してみよう。

パトリック・アンデション

バイエルン所属:1999~2001

バルセロナ所属:2001~2004

スウェーデン代表の名ディフェンダー。ブラックバーン・ローヴァーズを経て加入したボルシア・メンヒェングラートバッハで活躍。ブンデスリーガでの実績を引っ提げてバイエルン・ミュンヘンへと引き抜かれていた。

そこでは2シーズン連続のリーグ優勝を経験し、2000-01シーズンにはハンブルガーSV戦でタイトルを引き込む決勝点を決めるなどインパクトを残したが、レギュラー獲得とは行かずにそのまま退団。バルセロナへと移籍した。

ただスペインでは怪我に悩まされて3シーズンで19試合しか出場できず、2004年にスウェーデンへと帰国している。

マーク・ヒューズ

バルセロナ所属:1986~1987

バイエルン所属:1987~1988

マンチェスター・ユナイテッドやウェールズ代表の名選手であり、そして引退後はプレミアリーグで長く指揮をとっている監督としても知名度が高い。マーク・ヒューズはそのキャリアの中でバイエルンとバルセロナに所属した貴重な選手の一人である。

彼は1986年にマンチェスター・ユナイテッドからバルセロナへと移籍し、その1年後にバイエルン・ミュンヘンへとローンで貸し出されることになった。

ただこの2年間ではなかなか活躍を見せられず、アレックス・ファーガソンの呼びかけによってマンチェスター・ユナイテッドへと復帰。それから長く同クラブでレギュラーを務め、まさにレジェンド的なプレーヤーとなった。

ペペ・レイナ

バルセロナ所属:1995~2002

バイエルン所属:2014~2015

バルセロナの下部組織で育成された選手の一人であるペペ・レイナ。若くして非常に期待されたが、トップチームに抜擢された際になかなかいいプレーができず、2002年に退団を余儀なくされてしまった。

しかしその後ビジャレアルとリヴァプールで活躍を見せて世界屈指のゴールキーパーとして成長。2013年にはナポリへとローン移籍し、そして2014年にはバイエルン・ミュンヘンへと完全移籍した。

当初からマヌエル・ノイアーのサブとして獲得されたために出場機会はほとんどなく、1年後にはナポリへと復帰。その後ミラン、ラツィオ、アストン・ヴィラを経て今季ビジャレアルへ復帰した。

マルク・ファン・ボメル

バルセロナ所属:2005~2006

バイエルン所属:2006~2011

オランダ代表の破壊的タックラーとして知られたマルク・ファン・ボメル。PSVアイントホーフェン時代には小野伸二らアタッカーを恐怖に陥れる活躍を見せ、2005年にバルセロナへと引き抜かれた。

スペインでは24試合にしか出場していないもののチャンピオンズリーグ優勝など多くのタイトルに輝き、2006年夏にバイエルン・ミュンヘンへと移籍。ブンデスリーガでもすぐに重要な選手になり、5シーズンにわたって活躍を見せた。

引退後は指導者に転身しており、PSVアイントホーフェン、ヴォルフスブルクを経て今夏三好康児が所属しているロイヤル・アントワープの監督に就任している。

チアゴ・アルカンタラ

バルセロナ所属:2005~2013

バイエルン所属:2013~2020

元ブラジル代表選手だったマジーニョの息子であるチアゴ・アルカンタラは、2005年にバルセロナの下部組織に加入して徐々にステップアップ。Bチームで結果を残してトップチームへと引き上げられた。

しかしチャビ・エルナンデスやアンドレス・イニエスタらがいる中盤には食い込めず、2013年にバイエルン・ミュンヘンへと移籍。ドイツでその才能を見せつけ、世界トップクラスのプレーメーカーとして名を上げた。

フィリペ・コウチーニョ

バルセロナ所属:2018~2019、2020~2022

バイエルン所属:2019~2020

とてつもない金額でリヴァプールからバルセロナへとやってきたフィリペ・コウチーニョ。1億ユーロを超える移籍金が支払われたものの、ネイマールの後釜という期待には応えられなかった。

そして2019年にはバイエルンにローン移籍することになったが、なんとチャンピオンズリーグではバルセロナを相手に2ゴールを決めて大勝するという「恩返し」も。その後復帰したが怪我のために活躍できなかった。

アルトゥロ・ビダル

バイエルン所属:2015~2018

バルセロナ所属:2018~2020

チリの「狂犬」ビダル。レヴァークーゼンで活躍し、さらにユヴェントスでプレーした後、2015年にバイエルン・ミュンヘンと契約した。そのオールラウンドな能力と闘争心で活躍を見せた。

そして2018年にはバルセロナへと移籍。スペインではドイツ時代以上の存在感を見せてレギュラーに定着し、大きなインパクトを残して2020年にインテルへと移籍していった。

ロベルト・レヴァンドフスキ

バイエルン所属:2014~2022

バルセロナ所属:2022~

今夏行われたビッグディール。バイエルン・ミュンヘンで2014年からプレーし、この数年間はリオネル・メッシやクリスティアーノ・ロナウドを凌ぐ得点力を見せつけていたレヴァンドフスキが、バルセロナへの移籍を実現させた。

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彼自身がチャビ・エルナンデス監督との出会いで意気投合し、スペイン行きを熱望していたという。移籍金は5000万ユーロになったという。バイエルンでのゴール数は344に達していた。

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