【追う!マイ・カナガワ みんなの意見】「自宅周辺で」「国内旅行へ」 コロナ第7波の夏、どう過ごす?

 新型コロナウイルスの「第7波」が懸念される中、コロナ禍で3度目となる夏をどう過ごすのか─。神奈川新聞社「追う! マイ・カナガワ」取材班のアンケートでは、「自宅周辺で過ごす」とした声が多い一方、旅行や帰省の予定を挙げている人もいた。

 「第7波」の状況を踏まえた今夏の過ごし方について尋ねると(複数回答可)、「自宅周辺で過ごす」(247人)、「家で過ごす」(230人)などと、感染拡大を警戒した様子の回答が目立った。

 「自宅周辺で過ごす」とした横浜市都筑区の50代の会社員男性は「先週、妻が陽性と判断され、私も5日間濃厚接触者で自主隔離。その間、行政も保健所も何も役に立つことをしてくれず、二度と感染関係者になりたくない」と吐露した。同市旭区の個人事業主男性(65)も「4回目の接種が終わったが、人混みに行って感染しても無症状で、会社に行き同僚にうつすのが怖いため」と、周囲を気遣う思いを寄せた。

 「国内旅行する」(89人)を選択した横須賀市の主婦(39)は「政府が行動制限を求めないため、キャンセル料がかかってしまうから(本当は心苦しい)」、川崎市中原区の公務員女性(50)は「通勤も通常通りしている中、近距離の旅行であれば問題ないのではと考えている。また、自分自身も観光地も感染対策は日々行っているから、気をつけて外出すればいいと思う」と回答した。

 ワクチンの接種の有無については、393人が3回目の接種を完了と回答。鎌倉市の無職男性(71)は「自分のためにも、周りのためにも、できる限りの感染防止対策は取ろうと思うので」と4回目も接種したという。

 一方、「夫に猛反対され、(ワクチンの安全性を懸念され)1度も接種できていません。私は接種したいと何度か話し合いましたが、だめでした」(横浜市鶴見区の48歳主婦)という声もあった。

 「第7波」の発生を受け、「家族の感染」「医療の逼迫(ひっぱく)」を不安視する人々からは「家族が感染した場合、自分が仕事を休まねばならないので職場に迷惑がかかる」(同市港南区の40代の看護師女性)などの声もあった。

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 アンケートは、LINE登録したマイカナ友だちを対象に21~22日に実施した。無作為抽出の世論調査とは異なる。

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