こんにちは、ファミリーキャンパーのざるです。みなさんキャンプではどんな食器を使っていますか? 筆者は主に100円ショップで揃えたモノを使用していますが、機能性やデザイン性にこだわる方もいらっしゃることでしょう。今回はアウトドアブランドTOKYO CRAFTSが販売する職器シリーズ 、『カトラリーセット』と『箸』をご紹介していきます。
TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)の『職器シリーズ』は職人技光るアイテム
「こだわりぬいたカトラリーや箸をキャンプ道具に加えてみたい」
そんな想いを実現してくれそうなアイテムが、TOKYO CRAFTS(トウキョウクラフト)より発売されました。
その名も『職器シリーズ』。
モノづくりの町と呼ばれる『燕三条』で製作した、品質の高い日本製。職人技の光るアイテムです。
タフな作りでアウトドアに最適ながらも、日常にも溶け込む高いデザイン性を備えているんです。
職器シリーズ 『カトラリーセット』
食器類を指すときに何気なく使う「カトラリー」という言葉ですが、その意味をご存じですか?
もともとカトラリーという言葉は、洋食を食べる際に使用するナイフ・フォーク・スプーンなどを指す言葉として使われるそうです。
木やプラスチックなどの素材、ティースプーン・ケーキフォークなど用途の違いはあっても、総じて「カトラリー」と呼ぶとのこと。
TOKYO CRAFTSが発売する『カトラリーセット』は、ナイフ・フォーク・スプーンの3種類。
ステンレスを主な素材とし、サイズは大きすぎず小さすぎない、一般的なサイズ感となっています。
仕様
- 材質
刃先 :ステンレス
持ち手:アルミ合金 - サイズ
フォーク:全長約21cm
ナイフ:全長約23cm
スプーン:全長約20.5cm - 重さ
フォーク:約48g
ナイフ:約57g
スプーン:約52g - セット内容
フォーク
ナイフ
スプーン
ケース
職器シリーズ 『箸』
カトラリーとは別となる、職器シリーズ 『箸』は、これこそアウトドア向け箸の最終型なんじゃないかと思うようなギミックを搭載した、こだわり溢れるモノに仕上がっています。
この箸は、TOKYO CRAFTSが考えた新構造により、ひとつにまとめて持ち運びが可能となっているんです。
アウトドア向けのコンパクト箸・折りたたみ箸は多数ありますが、このギミックは非常に面白かったので、後ほどじっくりお伝えしていきますね!
仕様
- 材質
アルミ合金 - サイズ
展開時:全長約23cm
収納時:全長約14cm - 重さ
約23g - セット内容
箸、ケース
キャンパー心をくすぐる箸のギミックを紹介
アウトドア向けの箸として、様々な折りたたみや分解式のコンパクト箸が販売されています。
職器シリーズ 『箸』もコンパクトにまとまるように折りたたみ式となっていますが、その折り畳みのギミックがなかなかに面白いものなんです。
折りたたみ式といっても、本体は一つに合体できるような仕組みになっています。
これだけ見ると、箸とは思えないような外観ではないでしょうか。
この箸を両側から軽く引っ張ると、カパッと外れるようにばらけてくれます。
シリコンリングが配置されており、このリングで固定されているようです。
屈強に固定されているわけではないので、引っ張れば簡単に外すことができるんです。
箸を分解してみると、関節のように折れ曲がるジョイントパーツが配置されています。
メカニカルな雰囲気があって、男心をくすぐる作りですね。
続いてジョイントパーツをまっすぐにし、軽く押し込みます。
先端部と持ち手部の固定はネジ式になっているので、軽くねじると固定されます。
シュッとしたデザインの箸が完成しました!
シルバーのシェラカップと並べてみても、統一感のあるデザインでいい雰囲気ですね。
収納する際は、展開の逆の手順を踏めばOK。収納も簡単なんです。
一体型になることによりバラバラにならないのでバンドなどで留める必要もなく、行方不明になりがちな箸の紛失が防げるのは良いですね。
このギミックに魅了され、何度もつけ外しをしてしまいました。
子供達も「なにこれオモシロイ〜」と、何度も組み立てていき、カチャカチャとおもちゃのように遊ぶほど。
一度体験するとやみつきになりそうなので、是非試してみてください!
職器シリーズの使い勝手をチェック!
普段筆者は100円ショップなどの食器を利用しています。
実際にこの職器シリーズを使ってみると、質の高いモノづくりやデザイン性を肌で感じる作りになっています。
筆者の感想ですが、その詳細をお伝えしていきます。
収納ケースが付属しているので汚さずに持ち運びしやすい
まず、持ち運びに便利な収納袋が付属しています。
箸やカトラリーを収納するだけの簡易的なモノではありますが、柔らかい素材で本体を傷つける心配がありません。
ただしボタンなどでカチッと閉まるような作りではないため、きっちりと収納したい方はケースを別で用意した方がいいかもしれませんね。
デザイン性が高く、軽量
カトラリーセットも箸も見た目は非常にシンプル。
オールシルバーなカラーリングですが、質感とデザインはまるでアウトドア向けとは思えないような印象でした。
スプーン・フォーク・ナイフのカトラリーシリーズは、持ち手がアルミ合金。先端部分はステンレス素材で作られています。
見た目には少々重そうに見えますが、持ってみると非常に軽量。
質感以上に軽く感じてしまいました。
箸は持ち手部分から先端部分まで、全てアルミ合金で作られています。
こちらも軽量かつシンプルなデザインで、作りの良さが見て取れる仕上がりになっています。
握りやすくて滑りにくく、転がらない
職器シリーズの持ち手部分は、共通して滑り止め加工が施されています。
細かい凹凸が加工が施されている部分。手に馴染むような握り心地です。
また、箸はジョイント付近が一部八角形になっており、転がりにくいように加工されているのも特徴的です。
先端が細いので大量には掴みにくい印象
先端はかなり細めで、滑り止め加工が施してあり、掴みやすくなるよう溝も彫ってあります。
お肉や野菜などの食材を掴んでみても、掴みにくい印象はありませんでした。先端が細いので、串のように刺しても使いやすい印象。
細かい食材でも掴みやすいので、箸としての機能性は十分です。
ただし、ご飯などの柔らかいものを大量に持ち上げるには向いていない感じがしました。
米粒を掴むのは問題ないのですが、先端が細い分、細かい食材を多く支えるのにはちょっと物足りない印象。
ご飯を掴む量が、どうしても一般的な箸よりも少なく感じました。
カトラリーセットもコンパクトになればもっと良かった
カトラリーセットは分離式ではなく、そのままのサイズで持ち運びします。
サイズ感は一般的なものなので使いづらいことはありません。ナイフもフォークも全く問題なく使えます。
普段大人が使うようなサイズ感ですので、これもジョイントパーツなどでコンパクトに折りたためるとさらに良かったのになと感じました。
見た目もいいので、自宅で普段使いしても良いですね。
ただ、小さなお子さんにはまだ大きいかもしれません。
スプーンが大きめなため、口の小さな次女にはまだ大きすぎたようです。
メスティンやシェラカップなどは金属音に注意
素材の性質上やむを得ないとは思いますが、メスティンやシェラカップ などと合わせて使うと、金属音が大きく感じる方も多いと思います。
筆者はそこまで気になりませんが、人によっては擦れる音が不快に感じるかもしれませんので注意が必要です。
TOKYO CRAFTSの職器シリーズをおすすめする人・しない人
TOKYO CRAFTSの職器シリーズがおすすめできる人とそうでない人を、筆者が感じた印象を元にお伝えします!
カトラリー類にこだわりたい人におすすめ
カトラリー類もキャンプギアのひとつとしてこだわりたい方には非常におすすめできます。
耐久性も高いカトラリーなので、アウトドアシーンのみならず日常でも十分活躍してくれることでしょう。
数を揃えたい人にはちょっぴりビミョウかも……?
ファミリーキャンプなど人数が多い方にはちょっとおすすめできません。
理由は、箸とカトラリーセットを購入すると約10,000円ほどかかってしまうからです。
例えば家族4人分揃えるとなると、かなりの出費になってしまいますよね。
モノの完成度としては非常に素晴らしく、キャンプギアとしてはおすすめできるのですが、数を必要とされる方にはちょっとおすすめしづらいかなと感じてしまいました。
キャンプでも映えるTOKYO CRAFTSの『職器シリーズ』 気になったら是非チェックしてみて
職人技が光るTOKYO CRAFTSの職器シリーズ。
カトラリーとしては少々お値段が張りますが、それに見合うだけの高級感と質の良さが魅力の商品でした。
自宅でもキャンプ場でも使いまわせるコンパクトカトラリー、気になった方は公式サイトをチェックしてみてくださいね!