ウナギを食べて夏を乗り切ろう-。7月23日は土用の丑の日。福井県内の料理店では、ウナギが炭火で次々と焼き上げられ、甘く香ばしい匂いが食欲をそそっている。
⇒半夏生にサバの丸焼き…風習残る街に漂う香ばしい匂い 福井県大野市
若狭町鳥浜の「魚三」では全国から注文が相次ぎ、22日は通常の2倍以上となる約300匹の調理に追われた。一匹一匹丁寧にさばいて串を打ち、60年以上継ぎ足しながら使っているたれにくぐらせ、焼き台へ。ジュウジュウと音を立てながら、絶妙の焼き加減で仕上げる。
3代目店主の千田清司さん(35)は「夏は暑さで疲れやすい。ウナギを食べて元気をつけてほしい」と話していた。23日は午前4時過ぎから約600匹を焼くという。