7月23日、静岡県静岡市では、5年ぶりに「安倍川花火大会」が開催されます。出店者など期待を膨らませる人がいれば、新型コロナがさらに拡大しないかと心配する声も聞かれました。
<屋台店主>
Q.今は何の作業?
「荷物を下ろしています。フランクフルトに、かき氷、焼きそばと」
メイン会場となる安倍川の河川敷では、会場や出店の準備が着々と進んでいました。
<屋台店主>
Q.いよいよ、5年ぶりの花火大会ですが?
「やっとって感じですよね本当。今まで中止、中止で。何年かぶりにお客さんに会えるのは嬉しい」
<日進電機 鈴木悟係長>
「静岡市の夏の一大イベント。これがないと夏休みも始まらないのかなと。地域の大きなイベントに携わることができて光栄に思う」
地元のスーパーでも、品数を増やすなどして23日の開催に備えています。
<田子重西中原店 増田克己店長>
「お惣菜とか、ビール、飲料とか売れますので、発注を普段の土曜日の倍以上に増やしてやっています」
物価高などで頭を悩ます日々が続いていますが、店側も23日だけは日頃の不安を忘れ、5年ぶりのお祭りムードを感じたいと願っています。
<田子重西中原店 増田克己店長>
「久々の大きなイベントですから、お店としても自分としても凄い楽しみですね」
一方で、コロナ禍では初の開催となる安倍川花火大会とあって、例年とは少し形が異なります。花火の打ち上げ時間は従来の半分の1時間に短縮し、桟敷席を設けない代わりに観覧席が拡大されるなどの感染症対策が取られます。
それでも、会場周辺の住民からは、新型コロナがさらに拡大しないかと心配する声が聞かれました。
<近くに住む人>
「人混みが来るってことは、どうしても人混みに入ってしまうので、それでもなるべく距離を取っていきたい」
「(感染が)広がるようなことのないようにお互いに気を付けないとね」