田村淳、安倍晋三元首相の国葬の理由について「一回の発信だけでは足りない」

23日放送の『ロンドンブーツ1号2号 田村淳のNewsCLUB』(文化放送)で、お笑いコンビ・ロンドンブーツ1号2号の田村淳が、9月27日に行われる予定の安倍晋三元首相の国葬について、岸田文雄首相の説明が足りてないのではと語った。

番組では、「今週の気になるニュース」のコーナーで、安倍元首相の国葬に関する話となり、憲法学者の木村草太氏は「(国葬は)違憲という訳ではないが、理由がよくわからない」と評した。

さらに木村氏は「理由が大事なんですけど、岸田さんの説明だと『暴力に屈しない姿勢を示す』。それは記者会見で言えばいいですよね? 葬儀でやる必要はないですから。そういう理由ではこの国葬を正当化、安倍さんの特別扱いを説明する理由は弱いなと感じますね」と岸田首相の説明では不足と語り、「後の世代の人に『ああ、こういう理由で切ったのね』っていうことが分かるような説明をして欲しいですよね」と、明確な理由付けをすることは、後世の人が、国葬を行った目的を知る場合に重要だとした。

淳は「なんて説明しても反対する人は反対するんでしょうけど、でも、一回の総理の発信だけでは僕は足りないなと思ったんで、今一度、二度、三度となく、なぜ国葬にするのかというのが僕は意見として欲しいと思ったんですけど」と、岸田首相が一度会見で説明しただけでは、足りないとし「総理っていうのは、1回しか同じ案件について発信しないもんなんでしょうか?」と疑問を語ったのだった。

© 株式会社ジェイプレス社