真庭で自然考えるエコキャンプ 親子が人力発電や籠作り挑戦

自転車などをこいで人力発電に挑戦する子どもたち

 自然環境の大切さについて考える「エコキャンプ2022」(国土緑化推進機構、山陽新聞社などでつくる実行委主催、ネッツトヨタ岡山特別協賛)が23日、真庭市蒜山下和の津黒高原キャンプ場を主会場に1泊2日の日程で始まった。

 岡山県内の親子25組約100人が参加し、初日は牛乳パックを再利用した籠作りや、トヨタのエコカー試乗会などを開催。県の移動環境学習車「さんよう号」を活用した体験教室では、子どもらが自転車やトレーニング器具をこいで電球を点灯させたり、シャボン玉を飛ばしたりする人力発電に挑戦した。

 倉敷市立万寿小3年女児(8)は「自分の力で発電するのは力が必要で大変だったけど、仕組みが分かって良かった」と話していた。

 夜はバーベキューやキャンプファイアを楽しんだ。午前中には真庭市落合地域の農場を訪れ、バイオ液肥で栽培した野菜の収穫も体験した。24日はヤマザクラなどの苗木計30本の植樹のほか、自然観察や木工教室を予定している。

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