夏の行楽地・大磯 犯罪や事故の抑止へ対策強化 ペットボトルで水難救助訓練も

海でおぼれている人を助ける大磯署の水難救助訓練=大磯港

 小学校が夏休みに入り、本格的なレジャーシーズンが到来した。神奈川県大磯町では大磯海水浴場(同町大磯)が3年ぶりに開設され、昨夏まで入場制限を行っていた大磯ロングビーチ(同町国府本郷)も通常営業に戻した。新型コロナウイルス禍ながら久々に行動制限が緩和され、多くの観光客の来訪が見込まれる中、県警大磯署では各種犯罪や交通事故、レジャーに起因する事故発生の抑止への対策を強化している。
 
 「もう少しで助かります」「体を楽にして、あおむけにしてください」。大磯港(同町大磯)で21日に実施された同署の地域課員を対象とした水難救助訓練。海で溺れている人を陸から救助する想定で、浮輪だけでなく、ペットボトルにひもを付けて浮輪代わりに救助する方法も確認した。

 管内に海水浴場やレジャー施設がある同署では「夏の総合対策」と銘打ち、犯罪や事故の防止対策に今月から取り組んでいる。

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