
水の都・大阪に夏本番を告げる大阪天満宮(大阪市北区)の天神祭が24日、幕を開けた。初日の宵宮では、地元の小学生から選ばれた神童が市中の平安を祈願し白木の神鉾を流す「鉾流神事」が厳かに執り行われた。
朝から始まった神事には神職や氏子ら20人ほどが参列。神童や神楽歌の奏者らを乗せた斎船が市中心部を流れる堂島川にこぎ出し、船上から流れる風雅な笛の音とともに、神童が神鉾を静かに川面に浮かべた。
25日の本宮では、御神霊を乗せたみこしが浪速の街を練り歩く「陸渡御」が3年ぶりに行われる。新型コロナの影響で、船が行き交う「船渡御」と、奉納花火は昨年に引き続き中止。