震災とコロナで中止続く 宮城・女川町の夏の風物詩「おながわみなと祭り」12年ぶり開催

宮城県女川町では、夏の風物詩「おながわみなと祭り」が震災の前の年以来、12年ぶりに開催されています。

「おながわみなと祭り」は、東日本大震災で甚大な被害を受けて中止が続き、再開予定だったおととし以降は新型コロナの影響で中止となっていました。

今回12年ぶりの復活となった今年、会場の海岸広場前には多くの人が訪れ、特設ステージで地元の神楽や小中学生の演奏などが披露されました。

訪れた人「浴衣着るの楽しみ」「うれしい12年ぶり。震災後初めてだから。やっぱり活気が違うよね」

午後には、漁船に町内各地区の獅子舞が乗り込み、大漁祈願や家内安全を願う「海上獅子舞」も行われ、岸壁に駆け付けた観客からは声援が送られ、12年ぶりの祭りを楽しんでいました。

夜には約4000発の花火が打ち上げられる予定です。

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