広島県に寄贈された、被爆建物の旧陸軍被服支廠と関連のある貴重な資料が、公開されました。
被服支廠で製造または検品されたとみられる外套とマント。今年3月末、松江市の軍事品収集家から県に寄贈されました。
ボタンは木や竹で作られ、戦況の悪化で金属が不足していたことがうかがえます。
広島市の男性からは、被服支廠のタイプライター室の写真、親族が寄宿舎の叔母に宛てたハガキが寄贈されました。
広島県経営企画チーム・三島史雄 政策監
「重要文化財の調査に向けて戦前の写真・内部の写真があればぜひお寄せいただきたい。」
広島県は、被服支廠の国の重要文化財への指定を目指した活用案を、今年度末までにまとめる予定です。