平幕の逸ノ城が初V、12勝3敗 横綱照ノ富士11勝4敗

大相撲名古屋場所で初優勝を果たし、日本相撲協会の陸奥事業部長(中央右)から賜杯を受け取る平幕逸ノ城。八角理事長は部屋所属力士の新型コロナウイルス感染が判明し、表彰式に参加しなかった=24日午後、名古屋市のドルフィンズアリーナ

 大相撲名古屋場所千秋楽は24日、名古屋市中区のドルフィンズアリーナで行われ、平幕逸ノ城が宇良を寄り切り、12勝3敗で初優勝を果たした。平幕優勝は昨年初場所の大栄翔以来。ただ一人3敗で並んでいた横綱照ノ富士は大関貴景勝に押し出された。照ノ富士、貴景勝はともに11勝4敗。3場所連続で12勝以下の優勝となり、1972年初場所から夏場所まで以来の低い成績となった。

 大関正代は関脇若隆景をはたき込み10勝5敗。若隆景は8勝7敗。両小結は豊昇龍が9勝6敗、阿炎は8勝7敗。1横綱2大関を破った逸ノ城が3度目の殊勲賞。新入幕で10勝を挙げた錦富士が初の敢闘賞を受賞した。

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