被災者に迫る映画祭 鎌倉で16日から3本上映

 阪神・東日本の両大震災の被災者を追ったドキュメンタリー3本を上映する映画祭が4〜6月、鎌倉市内で開かれる。

 阪神大震災で被災しネパールで教師になった女性の記録「with…若き女性美術作家の生涯」(榛葉健監督)を4月16日に上映。5月11日は、東日本大震災で情報格差に直面した聴覚障害者の姿を伝える「架け橋 きこえなかった3・11」(今村彩子監督)。福島第1原発事故後の女性たちの生きざまに迫った「飯舘村の母ちゃんたち 土とともに」(古居みずえ監督)を6月11日に上映。上映後、各監督が講演する。

 主催する「鎌倉に震災銭湯をつくる会」は「自助・共助を考えてもらいたい」と来場を呼び掛ける。収益は映画出演者らに寄付する。いずれも鎌倉生涯学習センターで午後7時から。大人1500円、学生千円。問い合わせは同会電話0467(47)1368。

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