〔桜島〕噴火発生 噴火警戒レベル5(避難)に引上げ(7/24)

福岡管区気象台・鹿児島地方気象台は、24日20:05頃に鹿児島県の桜島で噴火が発生したとして、噴火速報を発表しました。
同気象台では20:50、桜島に噴火警報(噴火警戒レベル5 避難 引上げ)を発表し、南岳山頂火口及び昭和火口から概ね3km以内の居住地域(鹿児島市有村町及び古里町の一部)では、大きな噴石に厳重な警戒(避難等の対応)をするよう呼びかけています。

◆用語解説
・噴火速報
 2014年9月27日発生の御嶽山噴火災害を受け、登山者や周辺住民等を対象に、火山が噴火したことを端的にいち早く伝え、身を守る行動を取ってもらうため、気象庁が常時観測している各火山を対象に2015年8月4日から運用開始。初めて噴火した場合、また、継続的に噴火している火山でそれまでの規模を上回る噴火を確認した場合に発表される。

・噴火警戒レベル
火山活動の状況に応じて警戒が必要な範囲や、とるべき防災対応を以下の5段階に区分して発表する指標で、避難や規制の対象地域は、地 域の状況や火山活動状況により異なります。
●レベル5(避難):危険な居住地域からの避難等が必要。【現在の桜島の噴火警戒レベル】
・レベル4(高齢者等避難):警戒が必要な居住地域での高齢者等の要配慮者の避難、住民の避難の準備等が必要。
・レベル3(入山規制):登山禁止や入山規制等危険な地域への立入規制等。状況に応じて要配慮者の避難準備等。
・レベル2(火口周辺規制):火口周辺への立入規制等。
・レベル1(活火山であることに留意):状況に応じて火口内への立入規制等。

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