2024年3月の「ふくい桜マラソン」、金沢マラソン・富山マラソンと連携へ PRブース相互設置やランナーに3県特産品プレゼント

 2024年3月のフルマラソン大会「ふくい桜マラソン」(福井県、福井市、坂井市、福井陸協、福井新聞社共催)の成功に向け、県は石川県の金沢マラソン、富山県の富山マラソンと連携した取り組みを行う。今年は石川、富山マラソンの会場にふくい桜マラソンのブースを設けて、全国から参加するランナーにアピールする計画。北陸新幹線敦賀開業に合わせ、3県の魅力も発信していく。

 福井県の杉本達治知事が7月21日開かれた北陸3県知事懇談会で提案した。

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 提案では金沢、富山のフルマラソン大会会場に、ふくい桜マラソンのブースを出展。大会名や開催日が入ったうちわ、ちらしを配るほか、コースを紹介するパネルを設置する。ふくい桜マラソン会場に、金沢、富山マラソンをPRするブースを設けることも検討する。

 3大会に参加したランナーに3県の特産品を贈呈する「北陸3県マラソンスタンプラリー」や、各県職員が各大会に出場する「マラソン交流」も提案した。

 10月30日に開催する金沢マラソンは金沢市内が満喫できるコースが魅力。11月6日の富山マラソンは富山、射水、高岡の3市をまたぎ、日本海側で最大級の斜張橋「新湊大橋」からの景観が見どころ。両大会とも北陸新幹線が金沢開業した15年に始まり、毎回1万3千人程度が参加している。

 24年3月31日に初開催するふくい桜マラソンは、JR福井駅西口付近を発着点に、桜の名所や新幹線と並走する橋を巡る。幅広い世代が参加できるよう4種目を用意し、1万5千人のランナーを見込んでいる。実行委事務局は「各大会が連携することで、参加者の増加や交流人口の拡大につなげたい」としている。

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