『芸術新潮』8月号の特集で明かされる、実は革命的だったシャネルのクリエイションと生き方

7月25日(月)発売の『芸術新潮』8月号では、ガブリエル・シャネルを初めて特集。20世紀初頭、 彼女のクリエイションはどのように革新的だったのか? モードの世界のみならず、女性の生き方そのものに自由をもたらした偉業に迫る。 日本では愛用者を表す「シャネラー」なる造語まで生まれた高級ブランドで、現代ではコンサバなスーツの代名詞のようにとらえられがちなシャネルだが、そのクリエイションは20世紀初頭、とてつもなく革新的なものだった。 彼女がモードの世界にもたらしたパラダイムシフトについて具体例を挙げながら解説するのは、ガリエラ宮パリ市立モード美術館のミレン・アルサリュス館長。また、フランス文学者の鹿島茂と作家の原田マハが、階級差別をものともせず、華麗なる交友関係を築き、自らの力で新しい女性の生き方を切り拓いていった稀代のクリエイターの偉業に迫る。

▲1963─64年秋冬のアンサンブルから、ガブリエル・シャネル最後のコレクションとなった1971年春夏のドレスまで。三菱一号館美術館で開催中の『ガブリエル・シャネル展 Manifeste de mode』(6月18日~9月25日)会場より。撮影:筒口直弘

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