『VISOA×LOGOSカージョイントタープ』は手軽に車中泊キャンプで使えるポップアップ式タープ

筆者撮影 ミニバンのリアゲートに設置したカージョイントタープ

毎週のように車中泊で北海道を走り回っているコスケです。キャンプ場で車中泊することも多く、そのとき活躍している超便利なポップアップ式のタープがあります。それが、槌谷ヤックとロゴスがコラボした『VISOA×LOGOSカージョイントタープ』です。とにかく設置が楽で重宝しているので、その魅力をしっかりレビューしていきます。

女性でも簡単に設置できる!ポップアップ式タープ『VISOA×LOGOSカージョイントタープ』

筆者撮影 VISOA×LOGOSカージョイントタープ

私がキャンプをしようと思った時に最もネックになるのがテントやタープの設営です。

普段車中泊をメインにしている私にとって、設営が簡単といわれるタイプのテントやタープでも設営に時間がかかるし、撤収も大変で使用を避けていました。

しかし、テント内のように周りがある程度囲われた屋外の空間で食事をしたり、コーヒー飲んだりしてゆっくりしたいという気持ちも……。何かいいアイテムがないか探していたときに見つけたのが、今回ご紹介する『VISOA×LOGOSカージョイントタープ』です。

VISOA×LOGOSカージョイントタープの基本スペック

  • サイズ:(約)130×130×180cm
  • 収納サイズ:(約)47×49×6cm
  • 重量:(約)2.85kg
  • 素材:キャノピー/スチール、シート/難燃性ポリエステルタフタ(耐水圧450mm、UV-CUT加工)
  • カラー:キャメル
  • 付属品:キャノピーポール/2本、ペグ/6本、ロープ/2本

VISOA×LOGOSカージョイントタープは、カー用品を製造・販売している『鍛冶屋ヤック』と、アウトドアブランド『LOGOS(ロゴス)』とコラボした製品です。

リアゲート取り付け用のポップアップ式タープで、ハイト系の軽自動車やミニバン、ワンボックスカーなどに対応しています。

車のリアゲートに取り付けられるから設営が簡単

VISOA×LOGOSカージョイントタープの最大のメリットは、車のリアゲートに取り付けられるという点です。

筆者撮影 ミニバンのリアゲートに設置したカージョイントタープ

リアゲートに取り付けることで、リアゲート自体を天井にし、その周囲をタープが囲ってくれます。

とにかく取り付けが簡単で、設営はほんの数分で完了。あっという間に、一人でゆっくりできる空間を作ることができます。

リアゲートを開けたときに屋根になる必要があるため、ミニバンや一部のSUVなどにしか使えませんが、汎用性が高くとにかく手軽で便利なタープです。

車中泊キャンプで大活躍!槌屋ヤック『VISOA×LOGOSカージョイントタープ』を徹底レビュー

ここからは、VISOA×LOGOSカージョイントタープの機能や魅力を紹介していきます。

私が車中泊キャンプで実際に愛用して気に入ってる部分、そして便利なところなどをじっくり紹介したいと思います。

ポップアップ式だから設営・撤収が超簡単!

VISOA×LOGOSカージョイントタープの一番の魅力は、やはり簡単に設置・撤収ができるという点です。

カージョイントタープを袋から出して広げ、リアゲートにベルトで取り付けるだけで設営が完了します。

筆者撮影 リアゲートにタープをベルトで取り付け

ホップアップ式なので、広げる際には本当にただ広げるだけ。面倒なことは一切なく、数秒で使える状態になります。

中学生でもできるくらい簡単な取り付け方法で、力もいらないので女性でも数分で設営可能です。ペグを打って固定する場合はもう少し時間がかかりますが、それでも「設営だけで何十分もかかってしまう」というようなことはありません。

もちろん撤収も簡単で、ベルトを外し、タープをたたむだけ。数分でコンパクトに収納可能で、この設営・撤収の手軽さがVISOA×LOGOSカージョイントタープの最大の魅力だと感じています。

車内にアクセスしやすく車中泊との相性も抜群

私がVISOA×LOGOSカージョイントタープを使う中でとても便利だと感じたのが、車内へアクセスしやすいという点です。

筆者撮影 車内にアクセスが簡単

私は車中泊メインということもあって、車内での調理や食事を想定して準備を整えています。そのため、車内へアクセスしづらくなると、調理や食事の手間も増えてしまいます。

しかし、リアゲートを開けたまま装着するVISOA×LOGOSカージョイントタープは、車内外の行き来がしやすいのが魅力。

車内に食材や調理道具を置いたままでも、楽に車外で調理でき、車中泊との相性がとてもいいです。

もちろん、リアゲートを開けたままにしているので、虫は入りやすいです。夏は防虫ネットなどが必要になりますが、冬であれば開放したまま車内外を自由に出入りして、調理や食事を楽しむことができます。

アウトドア全般で車の拡張スペースとしても使える

このVISOA×LOGOSカージョイントタープは、キャンプ以外にもアウトドア全般で活躍するアイテムです。

車外に目隠し付きの拡張スペースを手軽に作れるので、幅広い使い方ができます。例えば、着替えをする場所や荷物を置く場所としたり、食事や休憩の際にタープやパラソル代わりにしたりと、釣りや海水浴はもちろん、バーベキューなどさまざまなアウトドアシーンに適しています。

設置の簡単さもあって、アウトドアシーンの快適度がグッとアップするはずです。

鍛冶屋ヤック『VISOA×LOGOSカージョイントタープ』がおすすめなのはこんな人

とても便利で使い勝手のいいVISOA×LOGOSカージョイントタープですが、具体的にどんな人におすすめなのかを紹介していきます。

手軽に車中泊キャンプを楽しみたい人

VISOA×LOGOSカージョイントタープは、手軽に車中泊キャンプを楽しみたい人には本当におすすめです。

展開・リアゲートへの設置・片付けが本当に簡単で、私のように「食事をする場所やゆっくりくつろぐ場所を確保したいけど、テントやタープを設営するのは面倒……」という人にぴったりの製品。

筆者撮影 カージョイントタープで食事

今のところ「VISOA×LOGOSカージョイントタープより手軽な製品は見たことがない」と感じるほど、普段の車中泊と同じような手軽さで、車中泊の充実度や快適度がアップします。

着替えや荷物置きなどのためのスペースが欲しい人

前でも紹介したとおり、VISOA×LOGOSカージョイントタープは着替えをしたり荷物を置いたり、休憩スペースに使えたりと、アウトドアシーンを快適にするプライベート空間を手軽に確保できます。

筆者撮影 万能に使えるカージョイントタープ

足元までしっかり隠れる長さがあるうえに、透けるような素材でもないため、ファスナーで四方を留めれば着替えスペースに使えます。

また、誰からでも見える場所に無防備に荷物を置くより、タープ内に荷物を置いたほうが安心感がありますよね。

食事や休憩時には日差しを防いでくれるので、アウトドアでの熱中症対策にも良く、快適にアウトドアを楽しむためにちょっとしたスペースを確保したい人にぴったりです。

小雨や雪でもアウトドアでの食事を楽しみたい人

VISOA×LOGOSカージョイントタープは、少しの雨や雪の中、アウトドアでの食事を楽しみたい人にもおすすめです。

防水ではないので、大雨や風が強いときの使用は避けたほうがいいです。しかし、屋根の部分は車のリアゲートですし、横から少し雨や雪が当たる程度であれば中に侵入してくることもなく、小雨や軽い雪なら十分に防げます。

また、一時的に天候が崩れそうな場合でも活躍してくれるでしょう。

購入前にチェック!鍛冶屋ヤック『VISOA×LOGOSカージョイントタープ』の気になる点

かなり便利なVISOA×LOGOSカージョイントタープですが、これがあればテントいらずというわけではありません。私も使っていて、正直「もう少しこうなっていれば……」と思うところもあります。

ここでは、VISOA×LOGOSカージョイントタープを実際に使っていて気になった点をまとめていきます。

スペースは最小限で広くはない

VISOA×LOGOSカージョイントタープを使えばスペースを確保できるとはいえども、そのスペースはごく最小限です。

リアゲート分くらいのスペースしかないので、大人一人が椅子を置いて食事をするのがギリギリです。ちょっとしたスペースとしては十分ですが、もう少し広さがほしいなと感じるときもあります。

筆者撮影 カージョイントタープは最小限のスペースしかない

ポールが2本付属しているので、一部を跳ね上げて設置すれば多少広くはなります。ただ、それでもゆったりできるのは大人一人だと思います。

テントの代わりにはならない

当然ですが、VISOA×LOGOSカージョイントタープはあくまでタープなので、テントの代わりにはなりません。

普通のタープであればテントのように使えるものもありますが、VISOA×LOGOSカージョイントタープはタープ内のスペースで寝ることはもちろん、横になることもできないです。

車をテント代わりに使いつつ、タープで拡張されたスペースで食事を楽しんだり、椅子に座ってゆっくりしたりといった使い方がベストだと思います。

簡単に取り付けて使える分、機能的にはテントや普通のタープには敵いません。

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使える車種が限られる

VISOA×LOGOSカージョイントタープはリアゲートを天井部分にするため、使える車種が限られる点がネックとなります。

リアゲートが真上に上がり、屋根になるタイプのワンボックやSUVでも使えますが、車種は限定されるでしょう。

筆者撮影 リアゲートに設置したカージョイントタープ

誰でも、どんな車でも使えるわけではないので、購入前にはご自身の車で使えるかどうかをよく確かめる必要があります。私も車2台持っていますが、使えるのはミニバンだけでした。

VISOA×LOGOSカージョイントタープはタープやテントの設営が面倒な人にはぴったり

今回紹介したVISOA×LOGOSカージョイントタープは、使える車や環境はある程度限られるものの、車中泊メインの人にはかなりおすすめの製品です。

タープの設営が禁止される道の駅などでは設置できませんが、タープ設営OKなRVパークやオートキャンプ場であれば、日差しや人の目を防ぎつつ、外で食事もできます。

筆者撮影 車を拡張できるカージョイントタープ

また、海水浴やバーベキューなどで着替えや荷物置き、休憩スペースを確保するのにも非常に役立つでしょう。

道具は最小限でコンパクトに、手軽にアウトドアを楽しみたい、そんな人には本当におすすめの製品です。

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