実力派シェフがもてなす 夏に食べたいイタリアン【E24(enishi)】

新大宮駅南口から徒歩3分、おしゃれな飲食店が建ち並ぶ一角に、イタリア料理のレストラン「E24」がオープンして約1か月が経ちました。窓のないダークグレーの石壁に、優しい木目調の扉があるだけのスタイリッシュな外観。扉横の「E24」という暗号のような文字は「えにし」と読むのですが、ここがイタリアンレストランと知っていなければ、この厚い扉を開ける勇気は沸いてこないかもしれません。この隠れ家というにふさわしい佇まいに、日常から隔絶した異空間を楽しめると、ひっそりと人気を集めつつあるE24。暑い夏を乗り越える涼感あふれる前菜やパスタがすごくおいしいという評判を聞きつけて、さっそく食べに行って来ました!

E24と書かれた小さな看板がかかっているだけの入口
お話をしてくださったのは、店長の大城哲也さん(左)と料理長の田村卓矢さん(右)

大城店長に店名の由来を伺うと「中国古代に作られた暦に二十四節気という季節の区分がありますね。農作業の目安になるよう、太陽の動きを基準に一年の季節の移り変わりをわかりやすくしたものですが、気候の変化とともに日本の風土に合わせて独自に改訂、進化を繰り替えしてきました。その日本人の持つ、季節に対する細やかな感性と、食事を通して人と人のご縁を深める場所と時間を作るという思いがE24 enishiの由来です。」と教えてくれました。
「極めるダンディズムと辛口エレガンス」をコンセプトに、ダークグレーとゴールド、コールドブルー、エンジといったシックな色合いでまとめられた店内は、高級感あふれる大人の空間となっています。

カウンター席を含め全16席。カーテンで仕切れば個室にもなります。

このお洒落で贅沢な空間でいただくのは、和の要素を取り入れた創作イタリアンのコース。8,800円(7皿)、11,000円(8皿)、15,500円(8皿)の3コースあり、15,500円コースは希望の食材をオーダーすることができます(要予約/金額は税込み)。

コースは全部で3種類。メニューは仕入れによって毎日変わるそうです。

田村料理長は、イタリア・ベネチアのイタリア料理店で修業を積んだ後、奈良県内のレストランで料理長を歴任。その経験から、信頼のおける農家と契約。丹精込めて作られた奈良県産の野菜など、いま一番おいしい旬の味を、自らの眼で厳選して買い付けしているとのことです。その日に仕入れた食材で料理を決めるので、日々メニューは変わり、毎回新しい味に出合えるのも魅力です。

田村料理長に、料理の特長を伺うと、「イタリアでの現地の味は塩味が強かったんですね。日本人に食べやすい味を追求して辿り着いたのが和食との融合でした。鰹だしや昆布締めといった和の基本となる手法を織り交ぜて創作しています。」とのこと。美食家の舌も納得させる奥深い味の秘密はここにありそうです。

E24の看板メニューは、コースのspecialità。イタリア語で特別、おすすめといった意味で、このスペチャリタのメニューだけ、全コース統一で変わりません。その訳は、8年前から作っている田村シェフの自慢料理にあるんです。ぜひ食べてみてくださいと出されたのが、こちらです!

Specialità「奈良県産大根のポルチーニソーストリュフの香り」

田村料理長の、「おでんの大根にポルチーニソースをかけて、トリュフと芽ネギを乗せました」という説明を聞いて、おでん?とハテナが渦巻きましたが、食べてみてビックリ!口に入れるとサッと溶けてなくなる大根。その後、ポルチーニ茸とトリュフの香りが口の中に広がり、鼻に抜けていきました。なるほど、この味に惚れて通う人が大勢いるという人気の高さゆえに変わらないメニューなんですね。

このSpecialità以外のメニューは、季節により変わります。猛暑が続くこの夏、栄養の偏りなくおいしいものを食べて欲しいと、田村料理長が考えた夏バテを払拭するもてなし料理をご紹介しましょう。

Amuse「泉州水ナスとイタリア産プロシュートのインボルティーニ、自家製パテドカンパーニュを添えて」

まず一品目は、水ナスを生ハム(プロシュート)で巻き(インボルティーニ)、北海道産いくらを乗せたAmuseです。田村料理長は、「胃液の分泌をサポートし、夏バテによる食欲不振を改善する大葉をアクセントにして、さっぱり食べていただけるよう工夫しています。」と教えてくれました。フルーティーでジューシーな水ナスと生ハムの塩分がぴったりマッチして、おいしいです。そして、豚肉のミンチに香辛料やハーブで味をつけ、型に詰めて焼き固めたパテドカンパーニュ。さっぱりしてワインにぴったり合います。

Amuse「琵琶湖産本もろこと奈良県産野菜のカルピオーネ、バジルソースと共に」

二品目もAmuseから。琵琶湖固有の高級魚であるコイ科の本もろこをつかった南蛮漬け(カルピオーネ)です。ズッキーニ、パプリカ、玉ねぎ、奈良県産赤キャベツなどの野菜といっしょに、ビネガー、ハーブ、スパイスでマリネしているので、疲労回復、免疫力アップにも良いですね。

本日のパスタ「三輪そうめんを使用した冷製ボロネーゼ、サマートリフュをのせて」

三品目は、田村料理長が得意とするパスタ。カッペリーニによく似た三輪そうめんを使った冷製ボロネーゼです。素麺のゆで時間にこだわり、麺が一番おいしい状態で出してくれます。牛ひき肉とトマトや野菜をあわせてじっくり煮込んだボロネーゼソースは濃厚で、細麺によくからみ、トリュフといっしょにいただくと旨味が倍増されます。

上記三品は予約のときにリクエストすると、作っていただけますよ!ドリンクは、ワインはもちろんのこと、イタリア料理に合うさまざまな飲み物が店長の目利きで用意されています。

お酒は、ワイン、ウイスキー、焼酎、日本酒など多数あります

「ワインに迷われたら、グラスワイン3杯をセットにしたペアリングをおすすめしています。発泡、白、赤の3種類をお食事に合わせてお楽しみいただけますよ。」と大城店長。

ペアリング 3,500円

「フランス料理に比べると気取らずに食べることができるのがイタリア料理です。男性のエスコートで女性を連れて、または大人の女子会、ご家族での会食など、どうぞお気軽に、色鮮やかで美しい創作イタリア料理をお楽しみください!」とおしゃっていました。百聞は一見にしかず!味わってみる価値ありです!

■店  名 E24(enishi)
■住  所 奈良県奈良市大宮町6-6-1 アルファコート1F-7
■電  話 0742-81-8686
■営業時間 18:00~22:00
■定休日  日曜・祝日
■駐車場  なし(近隣にコインパーキングあり)
※要予約(当日予約もお席があれば可能)

※掲載の価格は全て税込み価格です。
http://e24-nara.jp/

※この記事は取材当時の情報です。

© 奈良テレビ放送株式会社