感染者急増で宮城県が抗原検査キットを高齢者施設や保育所などに配布へ

感染者の急激な増加を受け、宮城県は高齢者施設や保育所などに抗原検査キットを配布することを決めました。

新型コロナの感染拡大を受け、村井知事は緊急の感染対策を明らかにしました。

高齢者施設や保育施設などへの対策として、職員の検査を強化するため抗原検査キットを配布します。

対象は配布を希望する施設で、配布の開始は8月中旬を目指しています。

1人当たり2週間に1回の実施を予定していて、高齢者施設などに約6万個、保育所などに約8400個を配布する計画です。

このほか医療機関でも実施する方針ですが、配布数や開始日は調整中です。

村井知事「高齢者の方、障害お持ちの方は重症化するリスクが高いと言われていますので、頻回検査を行っていく。県職員、保健師が行って調べるのではなくて、検査キットをお配りしてご自身であるいは施設の関係者の方に調べていただく。今できることに力を注ぐ」

また、新型コロナワクチンの4回目接種については、60歳以上の人や18歳以上の基礎疾患がある人のほか、23日から医療従事者や高齢者施設などの職員らが対象となっています。

県内での4回目の接種率は、60歳以上に限り23日時点で18.7%となっています。

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