異色の〝二刀流〟で活躍する萩原聖人

俳優の萩原聖人、村上淳らが23日、都内で行われた映画「島守の塔」(五十嵐匠監督)の公開記念舞台挨拶に出席したことを、各メディアが報じた。

太平洋戦争中に唯一地上戦が行われた「沖縄戦」を舞台に、命をかけて生き抜くことを叫び続けた二人の官僚と命の重みを受け継ぎ、生き抜いた沖縄県民の姿を描いた同作。

コロナ禍で1年8カ月間の撮影中断を余儀なくされたというだけに萩原は、「キャスト・スタッフの信念と支えてくれた人の支援があって、今日という日を迎えることが出来た」と感無量の面持ち。

作品について、「僕自身は戦争を体験したわけではないので、本当の戦争の何かは知らないかもしれない。でも、戦争は誰も幸せにしないということだけは強く感じる」とアピール。

村上は、「萩原聖人というエネルギー体の芝居を直で受けて、それをはじき返すので精一杯だったのは役者として幸せなこと」と撮影を振り返った。

「村上が俳優としてデビューしたころ、すでに、萩原は主役クラスで大活躍していただけに、芝居でぶつかり合って感慨深いものがあったのでは。その萩原は、今や脇役としても好演をみせることが目立ち、芝居に貫禄が出ている」(芸能記者)

俳優と歌手の〝二刀流〟は芸能界では数多いが、萩原の場合は俳優とプロ雀士の〝二刀流〟で活躍。

もともと、フジテレビ系の番組「THEわれめDEポン」で何度も優勝してその腕前が知れ渡っていたが、「萩原リーグ」という自らが主催する麻雀リーグを開催しており、都内の雀荘でトッププロ達と戦い腕前を磨いていた。

2018年7月に日本プロ麻雀連盟に入会し、正式にプロ雀士となり、翌8月に実施されたドラフト会議において麻雀プロリーグ・Mリーグの「TEAM RAIDEN/雷電」に1位指名され活躍中だ。

ゲーマーとしての腕前も知られているだけに、プロゲーマーも加えた〝三刀流〟への挑戦もあるかもしれない。

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