横須賀BMX大会 3日間で9700人来場、23年以降も開催へ

空中で次々に大技を披露する選手たち=横須賀市平成町

 自転車で宙返りするなど技の難易度や独創性を競うBMXジャパンカップ横須賀大会最終日は24日、神奈川県横須賀市平成町のうみかぜ公園で男女各種目の決勝などが行われた。大会で使ったジャンプ台はそのまま同公園に常設し、市は来年以降も同大会を開催する方針という。

 全日本フリースタイルBMX連盟と市の共催。ジャンプ台を使うフリースタイル・パークと、平らな場所で行うフラットランドの2部門で、22日からの3日間で2歳から40代までの男女約170人が出場。市によると、計9700人が来場したという。

 最終日のフリースタイル・パーク男女エリート決勝では、国内トップ級の選手がジャンプ台で数メートルの高さに跳び上がり、空中でハンドルから手を離したり、車体を空中で回転させたりして観客を魅了。男子は小沢楓さん、女子は大池水杜さんがそれぞれ優勝した。

 同連盟は大会で使ったジャンプ台を市に3年間、無償で貸与し、最終的に寄贈する。市は同公園内に常設して有料で一般に開放するほか、来年以降もジャパンカップを開催する方針で、上地克明市長も「BMXの聖地にしたい」と意気込んでいる。

© 株式会社神奈川新聞社