横浜駅上空に「空飛ぶ車」 JR横浜タワーでVR体験イベント

デモ車両では臨場感あるVRコンテンツを体験できる=横浜市西区

 未来の交通を検討する「モビリティ変革コンソーシアム」を主催するJR東日本(東京都)は25日、「空飛ぶ車」をVR(仮想現実)で体験できるイベントをJR横浜タワー(横浜市西区)で開始した。空飛ぶ車の活用が進む未来の世界をVRで体験してもらい、意見を集めることで、社会実装時に起こりうる課題を抽出する。31日まで。

 イベントでは、空飛ぶ車のデモ車両に乗って都心を遊覧飛行したり、横浜駅上空を空飛ぶ車が飛び交ったりする様子をVRで体験できる。コンテンツは、コンソーシアムに協力する有志団体「Dream On」が作製した。

 会場では夏休みの子ども向け企画も実施。自分でプログラムを組み、空飛ぶ車が社会に実装した際にどういう世界になるのかを考えるワークショップ(28、30、31日)などを開催する。

 JR東日本はターミナル駅間の移動や、観光地での新たな交通手段の一つとして、空飛ぶ車の活用を検討している。同社の担当者は「ワークショップは子どもの夏休みの自由研究にもなる。多くの人に参加してほしい」と話している。

 詳細は、同社ホームページ。

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