小田原の夏の夜空を彩る「小田原酒匂川花火大会」が8月6日、3年ぶりに開催される。今年で33回目を迎え「おだわら応援花火プロジェクト」に名を変えながら打ち上げ数も例年の1万発から300発まで大幅に減らす。
同大会は1990年に市制50周年を記念しスタート。例年は酒匂川河川敷を会場に約20万人が訪れる夏の風物詩だったが、コロナ禍で中止が続いていた。
主催する市観光協会は観光客らの密集を避けるため、打ち上げ会場を4カ所に分散。それぞれ75発を5分程度で打ち上げ、屋台や観覧席なども用意しない。
5月には「小田原北條五代祭り」もイベント名称を変えて3年ぶりに武者行列を実施。同協会は「少しでも前に進んでいくためにも、花火で小田原の地元の人々を元気にしたい」と呼び掛ける。
小雨決行で延期の場合は8月20日。打ち上げ場所は▽御幸の浜(午後7時10分)▽酒匂川上流・栢山付近(同10分)▽小田原アリーナ周辺(同15分)▽酒匂川スポーツ広場(同20分)。