東京・あきる野市長、失職の公算大 市議選で「不信任派」が過半数に

東京・あきる野市長が失職する公算が大きくなりました。あきる野市議会議員選挙の投開票が行われた結果、現職市長の不信任派が過半数となったためです。

あきる野市の村木英幸市長が自分自身の不信任決議を可決した議会を解散したことに伴う市議会議員選挙は、7月24日に投票が行われました。あきる野市では介護老人福祉施設の建設を巡ってあきる野市議会が村木市長の進め方を問題視して6月16日に市長の不信任決議案を提出し、賛成多数で可決されていました。これにより、自身の辞職か議会の解散かの2択を迫られた村木市長は6月23日に市議会を解散したため、今回の市議選となりました。そして市議選の投開票の結果、立候補した24人のうち、当選したのは市長の不信任決議に賛成していた前職18人と反対した前職1人、さらに2人の新人で、市長の不信任派が過半数となりました。

あきる野市議会は7月28日に招集される予定で、村木市長は議会の2度目の不信任案可決によって失職する公算が大きくなりました。

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