『サンデー』と『マガジン』は敵!?尾田栄一郎、青山剛昌との対談で本音

7月25日放送の「news zero」(日本テレビ系)では、漫画家の青山剛昌さんと尾田栄一郎さんが対談。尾田さんがライバル雑誌への本音を明かし話題を集めました。

(画像:時事)

※写真はイメージです。

■『サンデー』と『マガジン』は敵!?尾田栄一郎、青山剛昌との対談で本音

青山さんは「週刊少年サンデー」(小学館)に「名探偵コナン」、尾田さんは「週刊少年ジャンプ」(集英社)に「ONE PIECE」を、現在も連載しています。

今週25日発売の「週刊少年ジャンプ34号」と27日発売の「週刊少年サンデー35号」は、出版社の垣根を超え、2つの表紙を合わせると1枚の絵になるというコラボも話題に。

そして、今回の番組では、人気漫画家の2人が尾田さんの自宅で対談する事になりました。

尾田さんが「僕は本当一番聞きたかったのは『ジャンプ』をどう見ていたのか?外からの…。僕は『ジャンプ』しか知らないから」と聞きたかった事を明かします。

すると、青山さんは「『サンデー』はどう見てたんですか?」と逆に尋ねると、尾田さんは「『サンデー』敵ですよ。『マガジン』『サンデー』は敵ですよ!」と告白。

一方で、青山さんは「『サンデー』の人『ジャンプ』は味方みたいな感じがあって、敵な感じはしませんでした」と正反対の意見を伝えると、尾田さんは思わず「優しい!」とコメントします。

■青山剛昌、尾田栄一郎に「戦友ですね」

また、尾田さんは「若い頃っていうのは付け加えておきますけど、今は流石にそんな思わないです」と現在は精神的な余裕ができたためか、心境に変化が生まれたそう。

実は、今回が初対面でこれまで接点は全くなかったという青山さんと尾田さん。青山さんが「長いこと四半世紀戦ってますから、本当戦友ですね」と伝えると、尾田さんは「ありがたい!」と感謝を伝えました。

■青山剛昌と尾田栄一郎の対談に反響

対談の中で、青山さんは「ファンレターで『面白い』って言ってくれると頑張ろうって思うんですよ」と話すと、尾田さんも「ファンしかいないですからね、支えてくれるのものって」とこの意見に共感します。

さらに、尾田さんは「『面白くない』って言われるのが一番怖いし、ビビリしか生き残らないと思ってるんですよ。これじゃあ面白いとは思ってもらえないんじゃないか?って、いつでもビビってて、どんどん面白くしていこうっていう。そこに変な図太さがあったら失敗しちゃうんじゃないかな」と漫画家として大切にしている事を力説。

続けて、尾田さんは「つまんないって言われるのが怖いですけど、でもやりた事をやれるゾーンには入ったなって思います」と語りました。

今回の放送について、ネット上では「尾田栄一郎先生の『ビビリしか生き残らない』にシビれた」「尾田っちはサンデー敵って言っててわろた」「青山先生、尾田先生、貴重なお話ありがとうございます。接点はなかったけど、戦友…。良いなぁ」などのコメントが上がっています。

尾田さんの「『サンデー』と『マガジン』は敵」という言葉に意外性を感じた人も多かったのではないでしょうか。

また、青山さんが尾田さんに「戦友」と伝えたシーンは、素敵でしたね。

(文:かんだがわのぞみ/編:おとなカワイイwebマガジンCOCONUTS編集部)

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