PSG、日本ツアーで見つかった4人の“新戦力”

日本でのプレシーズツアーを終えたPSG。

そうしたなか、仏メディア『RMC Sport』は「PSGが日本で得たもの」をまとめていた。

クリストフ・ガルティエ新監督が導入した3-4-1-2システムやセルヒオ・ラモスの復調などを指摘。また、日本ツアーで台頭した選手についても触れていた。

ヴィティーニャ

22歳のポルトガル代表MF。

日出ずる国へのツアーに参加した唯一の新加入選手だ。彼は新しいチームメイトたちを理解するためにその機会を生かした。

このMFはピッチ上でうまく溶け込み、いくつかの有望なパフォーマンスを披露。4000万ユーロ(56億円)でポルトからやってきた男は、ボールタッチ、視野の広さ、パス能力を見せつけた。

このポルトガル代表は、ガンバ大阪戦でヌーノ・メンデスのゴールを演出したように、全方位的視野と相手を切り裂くパスで危険を作り出すことができる。

最初の試合では、精度に欠けたり、デュエルの弱さも覗かせたが、錚々たるチームメイトたちに怖気づいたこともあったのだろう。

アルノー・カリムエンド

20歳の若手FWは3試合で2ゴールと日本で頭角を現した。

レンタル先のランスで成功を収めて戻ってくると、ガルティエ監督に印象づける活躍を披露。

指揮官はその献身、ダイナミズム、深いエリアに侵入する能力を讃えている。さらに、いいユーモアも評価された。

魅力的なオファーがあった場合にはそれを除外することはできないが、この若きストライカーはパリに残ることを希望している。

ワレン・ザイル=エメリ

この夏にプロ契約したばかりの16歳MF。

同世代のなかで最も才能ある選手として評価されており、それはパリの領域に留まらない。

弱冠16歳だが、日本ツアーのメンバーに入った理由を見せつけた。

ガルティエ監督は川崎フロンターレ戦で少しプレーさせると、浦和レッズ戦では先発起用。その若さながら、身体的・技術的に成熟していることを印象付けた。指揮官も成熟ぶりと視野を評価している。

今季、先発の座を狙うことも不可能ではない。

パブロ・サラビア

30歳のスペイン代表MF。彼はカリムエンドと同じような状況にある。

昨季はスポルティングにレンタルされると45試合で21ゴールと活躍。ローンバックした今夏は日本ツアーに参加すると3試合で2ゴールを決めた。

PSGで居場所を見つけることを熱望している彼は、好パフォーマンスで指揮官に明確なメッセージを送っている。

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一方、日本ツアーに参加したなかでは、ティーロ・ケーラー、アブドゥ・ディアロ、ダニーロ・ペレイラ、イドリサ・グエイ、レアンドロ・パレデス、マウロ・イカルディは存在感を示せなかったと指摘されている。

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