倉敷、総社にオキシダント注意報 岡山県が今年初 昨年より6日早く

岡山県庁

 岡山県は26日、県内で今年初となる光化学オキシダント注意報を倉敷、総社市に発令した。昨年より6日早く、平年より28日遅い。

 大気中の光化学オキシダント濃度(1時間値)が午後3時、倉敷市の真備測定局で0.127ppm、総社市の総社測定局で0.147ppmを観測し、発令基準(0.12ppm)を上回った。日差しが強く、風が弱かったことなどから、濃度が上昇したとみられる。

 両市の注意報はいずれも午後6時10分に解除された。県によると、健康被害などの報告はないという。

 光化学オキシダントは工場からの排煙や車の排ガスに含まれる窒素酸化物などが紫外線に反応して発生し、目や喉の痛みを引き起こすことがある。県環境管理課は「発令時は屋外での激しい運動や外出をできるだけ控えてほしい」としている。

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