<新型コロナ>重症、中等症が増加傾向…埼玉で7010人感染、1人死亡 新たな医療機関クラスターも

埼玉県庁=さいたま市浦和区高砂

 埼玉県などは26日、新型コロナウイルス感染者を新たに7010人確認したと発表した。県によると、70代男性1人が死亡した。感染者の内訳は、県発表が3485人、さいたま市2260人、川口市626人、川越市315人、越谷市324人。

 川口市で過去の感染者8人の取り下げがあり、累計感染者は69万8573人(チャーター便帰国者含む)、死者は1670人(26日午後7時現在)となった。

 25日夜時点の重症者は14人、感染者の入院は1140人、ホテル療養873人、自宅療養6万9872人。退院・療養終了は60万8336人。

 県管轄で詳細が判明したのは、未就学児~90代の男女3485人。うち、みなし陽性は87人。クラスター(感染者集団)関連は10件で、新たに医療機関で11人が感染した。会食で感染したとみられるのは未就学児~80代の男女31人。ワクチンを4回接種していたのは40~90代の男女27人、3回接種は10~90代の男女1049人、2回接種は未就学児~90代の男女637人だった。

 さいたま市によると、感染が判明したのは10歳未満~100代の男女2260人。10歳未満~90代の24人が中等症。クラスターが発生した緑区の介護老人保健施設で、職員1人の感染が判明し、感染者数は計55人となった。

 川口市によると、新たな感染は10歳未満~100歳以上の男女626人。保育園では4施設で計8人(うち1人は保育士)が感染し、当分の間の休園(1園が全面休園)に。休園中は9園(うち6園が全面休園)。

 川越市によると、未就学児を含む10歳未満~90代の男女315人の感染を確認した。みなし陽性者は5人。

 越谷市によると、感染が判明したのは、10歳未満~90代の男女324人。クラスターが確認されている市内医療機関で新たに19人の陽性が明らかになり、これまでに計50人が感染した。

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