【新型コロナ】川崎市、保育施設の濃厚接触者特定せず 保護者負担軽減へ 「社会経済活動との両立図る」

川崎市役所

 川崎市は26日、認可保育所など保育施設で新型コロナウイルス陽性者が確認された場合、園児と職員の濃厚接触者の特定を同日から実施しないと発表した。濃厚接触者とされた園児が登園できず、保護者の負担が大きいことを受け、見直したという。

 市の担当者は「オミクロン株の感染者は増えたが、重症者は抑えられている。登園できない園児が増える中、保護者の負担を軽減し、社会経済活動との両立を図る」と説明する。

 市は濃厚接触者と特定された園児については登園停止としてきた。ただ、今後も家庭内で感染者が発生し、園児か職員が濃厚接触者となった場合は登園(出勤)停止とし、期間は原則5日とする。

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