さまざまなデータを駆使して、 情報社会に新たな価値を提供できる人材を育てる

文系・理系双方から学ぶ、

社会情報学部社会情報学科

女子大最多の1万人の学生が学ぶ武庫川女子大学。2023年4月には、新たに社会情報学部、心理・社会福祉学部、および健康スポーツ科学部にスポーツマネジメント学科を開設。10学部17学科から、12学部19学科へとさらなる進化を遂げる。社会情報学部の学びの特長を紹介する。

デジタル技術が急速に進化する現代において、複雑化する社会の課題解決に不可欠なのが「データ」だ。現代社会では、人のつながりからモノの動きまで、世の中のあらゆるものがデータとして記録され、新たなサービスやシステムの開発に活用されている。

こうした時代を生き抜くためには、多様なデータを読み解き、適切に活用し、社会をよりよく変えていける力が必須だ。新たな社会情報学部では、時代の変革期をリードし、より豊かな未来へと導くことができる人材の育成を目標に掲げる。

新学部では、情報分野の専門知識とスキルを文系、理系の双方向から修得できる「情報メディア専攻」「情報サイエンス専攻」の2つの専攻を設置。文理の区別なく学べるため、学びの可能性は多彩だ。

【情報メディア専攻】

前身は、歴史ある生活環境学部情報メディア学科。暮らしの中にある様々なデータを読み解き、メディア研究やマーケティングといった社会科学の視点から、社会の課題解決にアプローチする「情報コミュニケーター」を育成する。

フードロスや買い物難民、地域格差、温暖化など、社会が抱える課題は多様で複雑だ。「身の回りにある悩みや社会問題の本質を理解し、解決の道を探るためには、情報科学やデータサイエンスの知識とスキルが有効です」と、学科長就任予定の赤岡仁之教授。

2年次までに、統計学や社会調査の手法を身につけたうえで、専門分野の学びを深め、社会の課題を発見し、解決へ導く実践力を磨いていく。

【情報サイエンス専攻】

AIやデータサイエンスなどの最先端の知識とスキルを、きめ細かな少人数教育で習得。システム開発やプログラミングを担う「情報スペシャリスト」を目指すことができる。学部長就任予定の鯵坂恒夫教授は言う。

「社会は情報でできています。データを知り、駆使する力を身につければ、現代社会はもっと見通しがよくなるでしょう」初年次から2年次にかけて学ぶプログラミング演習を通じて、高度なプログラミング技術を習得。人工知能やビッグデータを駆使して、人々の暮らしをより豊かにするための効果的なアプローチを探っていく。

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