桜やお城まつりでもおなじみの郡山城に迫る企画展開催!【柳沢文庫|大和郡山市】

桜やお城まつりでもおなじみの郡山城に迫る企画展開催!【柳沢文庫|大和郡山市】

奈良県大和郡山市の『柳沢文庫』にて、令和4年度(2022年度)柳沢文庫前期企画展 「絵図集刊行記念 江戸時代の郡山城を読みとく」が開催中!

「郡山城図」※複製品 享保9年頃 柳沢文庫所蔵

「絵図集刊行記念 江戸時代の郡山城を読みとく」 2022年5月21日(土)~8月12日(金)

全国各地に伝来する郡山城絵図の収集・調査を進めてきた柳沢文庫は、調査の過程で明らかになった様々な事実を、図録『郡山城絵図集―江戸時代の郡山城を読みとく―』として2021年12月に刊行。その絵図集刊行を記念して、今回の企画展を開催。

郡山城については、構造をはじめ、まだまだ明らかにされていないことも多い。その原因として、城主の目まぐるしい交代に加え、多くの古文書・記録類が失われたことが大きい。しかしそれだけではなく、伝説や発掘成果の一部が誇張して語られてしまうことも多く、確かな歴史資料にもとづいた分析がなされる機会が少なかったこともある。

まだまだ研究途上ではあるが、この企画展では柳沢文庫が所蔵する城絵図や関連古文書などを用いて、「ここまではわかった!」という成果が紹介されている。

この展示会を観たあと、在りし日の郡山城に思いを馳せて郡山城跡を散策するのも歴史のロマンを感じるひとときになりそうだ。

柳沢文庫とは

郡山城跡内にある、地方史誌専門図書館。

1960年に財団法人郡山城史跡・柳沢文庫保存会が発足し、翌年柳沢文庫が開設された。柳澤家から寄贈された柳澤家歴代藩主の書画や和歌、俳句などの作品や藩政史料などのほか、奈良県内の自治体史や歴史・文学系を中心とした一般書を所蔵している。

閲覧室では無料で蔵書を閲覧することができ、展示室では年3回の展覧会(企画展・特別展)で所蔵史料や市域の文化財などを紹介している。

貴重な蔵書や歴史がわかる史料などは見ごたえ十分。郡山城跡に行ったら立ち寄ってみよう。

趣ある外観の柳沢文庫

開催概要

【開催期間】 2022年5月21日(土)~8月12日(金)
【開催場所】柳沢文庫(奈良県大和郡山市城内町2-18)
【開館時間】9:00~17:00 ※入館は閉館の30分前まで
【休館日】毎週月曜・第4火曜日(ともに祝日の場合は開館)
【入館料】一般300円、学生200円

柳沢文庫

  • 住所/奈良県大和郡山市城内町2-18
  • 電話/0743-58-2171
  • 営業時間/9:00~17:00備考/入館は30分前まで
  • 定休日/月曜・第4火曜(※祝日の場合は開館)
  • 駐車場/無

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