「みんなが一つになって現状を乗り越えよう」有名シェフと人気ユーチューバーが「おにぎり」で医療従事者とウクライナ支援=静岡・藤枝市

ホリエモンこと堀江貴文氏と並ぶのは、堀江氏と共同で和牛専門店「WAGYU MAFIA」を設立した浜田寿人シェフです。そして東京・青山のミシュラン二つ星レストラン「NARISAWA」の成澤由浩シェフです。7月25日、この二人が静岡県藤枝市を訪れ、つくったのは…おにぎりでした。

日本酒の「喜久酔」で知られる酒蔵、藤枝市の青島酒造を訪れた有名シェフ2人。2人が手掛けるのが「#onigiri for love(おにぎり・フォー・ラブ)」というプロジェクトです。全国の酒蔵を巡り、地元の水を使ってご飯を炊き、その土地限定のおにぎりを作ります。そのおにぎりをコロナ禍で奮闘する地元の医療機関に届ける取り組みです。

シラスにトマト、こちらはオリーブオイルを絡ませたナス。感謝の気持ちを込めたおにぎりの具は全て藤枝産の食材です。

<NARISAWA 成澤由浩シェフ>

「なかなかおにぎりにナスを合わせることは少ないと思うけど、食べてもらうと、夏ならではの味を感じてもらえる」

<WAGYU MAFIA 浜田寿人シェフ>

「素朴な素材だけど、ひと工夫入れることで、(トマトの)糖度が増して、タイトルをミスターサマータイムという70年代のサーカスの曲をとって、甘酸っぱい夏を思い出して欲しい」

一緒におにぎりをつくるのは、中高生に大人気のウクライナ出身の兄弟ユーチューバー「サワヤン」です。このおにぎりには、2022年からウクライナを支援する思いも込められ、「#onigiri for ukraine(おにぎり・フォー・ウクライナ)」プロジェクトも兼ねています。

30人で作ったおにぎり300個は、藤枝市立総合病院に届けられました。

その足で藤枝駅前に。人気ユーチューバー「サワヤン」効果もあり、1000円以上募金したお礼に渡されるおにぎり300個は、開始からわずか20分で品切れとなりました。

<ウクライナ出身の ユーチューバー「サワヤン」 サワさん>

「耳にタコができるくらい、しつこく言いますが、まだまだ引き続きサポートが必要で、人類という枠組みで物事を考えて、みんなが一つになって、この現状を乗り越えていかなければと思っているので、是非に皆さん引き続き、宜しくお願いします」

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