「バルサのデヨングへの要求は正気の沙汰じゃない」蘭組合会長が抗議

バルセロナからマンチェスター・ユナイテッドへの移籍が噂されていたオランダ代表MFフレンキー・デヨング。

彼はバルサとの残り契約期間で3000万ユーロ(41億円)ほどの給与を得られるはずだが、バルサ側は2000万ユーロ(28億円)への減額を求めており、両者は折りあえていない。

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『ANP』によれば、オランダのプロサッカー選手組合であるVVCSの会長も彼の状況を憂慮しているという。

VVCS会長

「組合は全ての選手を守るべきだ。

いま、ある選手がクラブから追い払われようとしている。FIFPro(国際プロサッカー選手会)が立ち上がるべきだ。

バルセロナはスポーツ的根拠を持ち出すだろうが、若き選手のキャリアにとっては惨事だ。これは一種の強要になる。

(バルサの給与カット要求に)私はノーを突きつける。全責任はバルセロナにある。このクラブの長期的ポリシーは仰々しい。

選手が財政的混乱の代償を支払わなければいけないのは正気の沙汰ではない」

また、『Relevo』によると、AFE(スペインサッカー選手協会)もデヨングの事案に動き出しており、すでにオランダの組合側と連絡をとったという。

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