新世代のカリスマ・コムドット。炎上を連発してもファンを魅了する不思議

YouTuberの世界で近年特に大きな注目を集めているのがコムドットです。特に若い世代を中心として人気があり、今もっとも勢いのあるインフルエンサーともいわれています。コムドットが炎上を重ねながらもファンを魅了し続ける理由とは?

YouTuberの中でも近年特に人気を集めているグループ、コムドット。2018年の結成からわずか2年で、チャンネル登録者が100万人を突破。これは、現在トップYouTuberとして活躍しているはじめしゃちょーやHIKAKINよりも速いスピードでの到達でした。

さらにコムドットの活躍はYouTube内だけに留まらず、2021年には中心メンバーであるやまとさんの著書「聖域」がベストセラーに。さらにはグループでファッションブランドなども展開しています。なぜ、そんなコムドットが若いファンを魅了し続けているのでしょうか。

“地元ノリ”で若い世代から圧倒的な支持。

近年は幅広い世代をターゲットとしたYouTuberが続々と登場していますが、コムドットが圧倒的に支持を集めているのは10〜20代の若い世代から。今やYouTuberとしてのみでなく、若い世代のカリスマ的な存在となっています。

2021年にはマイナビの「2021年上半期ティーンが選ぶトレンドランキング」やRooMooNの「女子高生・女子大生トレンドランキング2021上半期」で1位を獲得。さらに、2021年に発売されたメンバーのやまとさんのエッセイ「聖域」は、同年9月7日付けの週間ベストセラーのエンターテイメント部門で1位を獲得しています。これだけでもコムドットが若い世代の間で高い支持を集めていることがわかるでしょう。

『アイドル2.0』(講談社)

via

そんなコムドットの最大の魅力は「等身大のかっこよさ」。彼らのスローガンである「地元ノリを全国へ」と「放課後の延長」からもわかる通り、アイドルではなくあくまでファンに近い目線を持った活動を行っています。YouTubeで行っている企画も、工夫を凝らしながらもベースは誰もが経験のある「鬼ごっこ」や「ドロケイ」などが中心で、身近さを感じさせてくれるという点もポイントです。

また、こういった身近でシンプルな企画を面白くしてしまうというメンバーそれぞれの個性が彼らの人気に繋がりました。

そんな身近さで人気を得ていたコムドットに訪れた転機は、数々の炎上騒動でしょう。

【感動】サビ早歌いゲームにSaucy Dog 慎ちゃん登場で大盛り上がりwwwwww

via

数々の炎上。揺るがない姿勢がカリスマ性に

コムドットを語る上で避けることができない炎上騒動。コムドットは高い人気を集めている一方で、これまでに何度も問題を起こしています。

YouTubeの世界において炎上はそれほど珍しいものではなく、中にはあえて炎上することによって注目を集める「炎上系YouTuber」と呼ばれる方もいるほどです。

今回の騒動に関して謝罪させて下さい

via

人によってはコムドットも炎上系として揶揄することもあります。しかし、彼らは決して意図して炎上事件を起こしているわけではありません。基本的にはあくまで「面白いコンテンツ」を作りたいという想いや、素直な気持ちを発信したことが原因で炎上へと繋がっています。

例えば、初期のコムドットの炎上騒動のひとつである「道をあけろ」といった過激な発言がその代表的な例です。2020年9月、彼らは先輩YouTuberたちに向けて「コムドットが通るから道をあけろ 俺らが日本を獲る」と宣戦布告のようなツイートをし炎上しました。

ただ、これは視聴者や先輩YouTuberへ向けてさらなる知名度アップを図った戦略。「言い方が良くない」「失礼なのでは」といった指摘も多くあった一方で、これをきっかけにコムドットに注目が集まり支持するファンが増えました。

他のYouTuber及び、そのファンに向けて迎合するのではなく、我が道を進むという明確な意思表示に多くの若者が共感したのでしょう。もちろん、過激な発言は決して褒められたものではありません。しかし、その野心に共感したファンが多いのも事実です。特に「道をあけろ」という言葉はコムドットファンにとってひとつの合い言葉のように浸透し、彼らを応援する言葉としても使われるようになりました。

【絶叫】コムドット道開けても歩けなくしてみたwww 【ヒカキンvsコムドット足つぼマッサージ我慢対決!】

via

その他にもノーマスク飲み会や、屋外での騒音パーティといった炎上事件に関しては決して擁護できない問題ではあります。しかし、こういったある程度の過激さ、自由さもコムドットの魅力として若い世代の支持を集める理由のひとつです。近年ではテレビなどの他メディアではコンプライアンスに厳しい傾向があり、バラエティなどでも過激さが抑えられるようになりました。コムドットの自由奔放さや過激さは、昨今の状況に退屈し刺激を求めていた若い世代に刺さったと考えることができるでしょう。

先日も、メンバーが熱愛報道で写真を撮られ話題になりましたが、それさえもコムドットの奔放さや野性味といったひとつの魅力として受け入れられているほどです。

これからもコムドットの活動から目を離せない!

カリスマ的な存在感を持ちながら同時に身近さを感じさせてくれるという絶妙なバランスの立ち位置を守り続けることによって、多くの若者の支持を獲得したコムドット。彼らは今もっとも勢いのあるインフルエンサーグループのひとつです。現在もファンは増え続け、活動もどんどんダイナミックになっているので今後も目を離せません。

炎上騒動なども多く、ネガティブなイメージを抱いている方も多いかもしれませんが、それ以上に多くの魅力があるコムドット。フラットな視点で一度コムドットの動画を見てみてはいかがでしょうか。(執筆:佐々木ユウタ)

【修羅場】ドッキリのはずがメンバーガチギレで最悪の展開になりました

via

■ニート吸血鬼・Vtuber”葛葉”はなぜ人気?山田涼介ともコラボする実力とは

https://numan.tokyo/otherwise/k8smk

■鬼滅の刃、ONE PIECE、すとぷりetc.推しへの愛を叫ぶ!【キャラ&YouTuber編】「配給停止しても1番です!」

https://numan.tokyo/column/gjReg

■杉田智和に増田俊樹も! 大人気声優YouTubeチャンネル7選 イケボが無料で聞けちゃう♪

https://numan.tokyo/column/pAFWb

© 株式会社マレ