広島牛の中でも最高級の肉の品質を競う県畜産共進会が開かれました。コロナ禍の影響で下落しているという価格ですが、第7波の影響は…。
県畜産共進会は、広島県内の農家が育てた広島牛を対象にJA全農ひろしまが毎年、夏と冬に開いています。今回は33頭の肉が出品されました。
審査の結果、霜降りの入り具合や肉の付き具合のよさから三次市布野町の「のば牧場」が出品した肉が最優秀賞を受賞しました。このあと、行われたセリでは、キロあたり3380円の最高値がつきました。
のば牧場 野畑篤史社長
「ホッとしました。やっぱり金賞というか、1番を取らないと値段が伸びていかないので」
これ以外の肉の多くはキロあたり2000円台前半と低調な結果に…。
関係者は、需要が戻りかけていたところに新型コロナ第7波が影響したとみています。さらに…。
のば牧場 野畑篤史社長
「今、一番気になっているというか、たいへんなのがエサの高騰。ウクライナ戦争が起こる前に比べたらエサ代が月100万円アップしている」
こうした中、明るい材料は、広島牛の海外輸出が伸びていることで、野畑社長は、「県が音頭をとって輸出枠を増やしてもらえれば」と話していました。