部下の女性隊員にセクハラやパワハラを繰り返したとして、海上自衛隊は27日、指揮通信開発隊(横須賀市)に所属する50代の2尉の男性を停職2日の懲戒処分とした。
横須賀地方総監部によると、2尉は2019年11月から20年12月までの間、当時の所属部隊で、部下が女性特有の病気にかかった際、やゆする言動を行い精神的な苦痛を与えた。また、日常的に人格を否定する発言を繰り返したり、机をたたいたりした。
2尉はパワハラについては「指導を繰り返したが改善されず、厳しく叱り過ぎたと今は認識している。海上自衛官として強固な人間にしたかった」と認めている。セクハラについては別の隊員の目撃証言がありながらも、「覚えていない」と話しているという。