飲酒「オートレーサー」危険運転、男性はねられる…逮捕 反対車線はみ出し、電車撮影中の男性にぶつかる

危険運転致傷の疑い、自称レーサーを逮捕=北区

 酒を飲んだ状態で車を運転し人をはねたとして、埼玉県警大宮署は26日、自動車運転処罰法違反(危険運転致傷)の疑いで、さいたま市西区西遊馬、自称オートレース選手の男(50)を逮捕した。

 逮捕容疑は、26日午前5時7分ごろ、さいたま市北区日進町2丁目の市道で酒を飲んだ状態で普通乗用車を運転し、男性(53)をはねて全治1週間の全身打撲を負わせた疑い。「お酒飲んだ状態で車を運転して交差点でガードレールと人にぶつかり、その人にけがをさせたことに間違いありません」と容疑を認めているという。

 同署によると、現場は片側1車線の丁字路交差点。男は戸田市方面から上尾市方面に直進中、反対車線にはみ出し、電車の撮影をしていた男性をはねた。車の前方右側が破損しているという。男の呼気からは、1リットル当たり0.5ミリグラムのアルコールが検出された。男は帰宅途中だった。目撃者の男性(71)が119番通報。男性は救急搬送されたが命に別条はないとみられる。同署で詳しい原因を調べる。

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