川栄李奈が「親愛なる僕へ殺意をこめて」のヒロインに。山田涼介と初共演

川栄李奈が、Hey! Say! JUMP・山田涼介が主演し、フジテレビ系で10月にスタートする「親愛なる僕へ殺意をこめて」(水曜午後10:00、開始日未定)でヒロインを務めることが分かった。

ドラマの原作は「ヤングマガジン」(2018年5月~19年8月/講談社)、WEBコミック配信サイト「コミックDAYS」(19年8月~20年9月/講談社)で連載され累計120万部を突破した、原作・井龍一氏、漫画・伊藤翔太氏による同名コミック。連続殺人犯を父に持つ大学生・浦島エイジ(山田)が、ある日、自らが二重人格であることを悟り、“もう1人の自分”が殺人を犯しているかもしれないと底知れぬ不安にかられ、真相を明らかにしようと決意し、そこで驚がくの事実が次々と白日の下にさらされる二重人格サスペンスだ。

川栄が演じるのは、半グレ集団・スカルが運営するデートクラブ「アリス」で働く女性・ナミ。スカルに弱みを握られ、いや応なしに働かされている。育った家庭環境が悪く、不遇の人生を送ってきたナミは、自己肯定感も低く、“どうせ私なんてこんなもんよ”と半ば人生を諦め、ようやくできた親友と無理やり笑顔を作り、現実を直視せずにごまかしながらここまで生きてきた。しかし、その親友がある事件で命を落とす。茫然(ぼうぜん)自失となるナミの目の前に現れたのがエイジ。エイジとの出会いをきっかけに、ナミは親友の命を奪った犯人を探すことを決意する。ドラマにおけるナミは、原作に登場する真明寺麗の要素を内包した、ドラマならではのキャラクターとなる。

同系連ドラでヒロインを演じるのは初めてで、山田とは初共演となる川栄。連続テレビ小説「カムカムエヴリバディ」(NHK)でヒロインを好演して以来、初の連ドラ出演ということで期待がかかる。

出演が決まり、川栄は「純粋にとてもうれしかったです。原作も読ませていただいたのですが、すごく衝撃的でした。台本も原作の世界観を表現した驚きの展開だったので、そういう作品に自分が参加できることはすごくありがたいですし、一生懸命演じようと思いました。1人で台本を読みながら、“えっ!?”という声が出てしまうくらい驚きました。本当に面白い作品だと感じましたし、ドラマを見てくださる方にもすごく楽しんでもらえるんじゃないかなと思っています」と率直に喜びを語る。

加えて、「ヒロインだからといって特に意識しているわけではないのですが、やっぱり台本を開いてみるとセリフが多かったり、出番が多かったりするので、素直にうれしいなという気持ちでいっぱいです。連続テレビ小説『カムカムエヴリバディ』の撮影が終わってから5カ月ほど経つのですが、その間にドラマや映画などの長い作品は入っていなかったので、今は体力がすごくあり余っている状態で(笑)。クランクインするのが本当に楽しみです!」と気合十分。

演じる役柄に関して、「ナミはすごく仲間思いで、心(しん)の強い女性だなと感じました。このドラマに出てくるキャラクターが、皆さん結構濃くて(笑)。エイジを含め、裏表があるキャラクターが多い中で、ナミは一番視聴者の方に寄り添った役なのではないかと思っています」と印象を明かしつつ、山田との初共演には、「本当にテレビで見ない日はないくらい、いろいろなドラマや映画でたくさんの役を演じられている印象です。今回は二重人格の役ということですごく難しいと思うのですが、間近で山田さんのお芝居を見られること、一緒に作品を作っていけることが今からとても楽しみです」とコメント。

そして、「台本を読ませていただくと、もうハラハラドキドキが止まらない感じがすごかったので、ドラマを見てくださる皆さんも絶対に最後まで楽しめると思います。いろいろな考察をしながら、楽しんで見ていただけたらうれしいです!」と呼び掛けている。

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