児童が自然を満喫 龍神村で川下りや火おこし体験

火をおこし、かまどでマシュマロを焼く参加者(和歌山県田辺市龍神村龍神で)

 和歌山県田辺市龍神村安井の龍神公民館は24日、龍神村龍神の大熊コミュニティセンター(元大熊小学校)で第33回「自然生活へのチャレンジ推進事業」を開いた。龍神村の小学5年生14人が参加し、火おこしや川下りをして自然を満喫した。

 体験を通じて自然を大切にする心を養うことを目的に、夏休みの期間に合わせて龍神村の小学5年生を対象に毎年開催している。従来は運動場にテントを張って2泊3日のキャンプをしていたが、コロナ禍の影響で2020年は中止し、21年以降は体験内容を変更して実施している。

 この日は、参加した児童が3班に分かれて、まき割りをしたり、ブロックと金網でかまどを作ったりした。その後、飯ごうを使ってご飯を炊いて、各自持参したレトルトカレーと一緒に昼食として食べた。南部高校龍神分校の生徒5人がボランティアで参加し、高校生リーダーとして子どもたちを見守った。

 近くの日高川で、大人や高校生と一緒にゴムボートに乗って川下りも体験した。

 参加した咲楽小学校5年の山本美空さん(10)は「川の水がめちゃくちゃ冷たかったけど、涼しくて楽しかった。自分で炊いたご飯はおいしかった」。上山路小学校5年の久保沙英さん(10)は「川下りが楽しかった。うまくご飯も炊けていて、おいしかった。夏休みの良い思い出になった」と喜んだ。

ゴムボートで川下りをする参加者(写真はいずれも龍神公民館提供)

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