2022年4月に小学6年生と中学3年生を対象に実施された全国学力テストの結果が公表されました。静岡県では中学生が全国平均を上回り、小学生は下回る結果となりました。
2022年度の全国学力調査は、国語と算数に加え、4年ぶりに理科がテスト科目に追加されました。
静岡県教育委員会によりますと、小学校の国語は全国平均を0.6ポイント上回ったものの、算数で0.6ポイント、理科で1.2ポイント下回る結果となり、理数科目に弱い傾向がみられました。
理科について、静岡県教委が特に課題としたのは、光の性質に関する問題で、対策として授業の中で自然現象について、生徒同士で話し合い、自分たちで疑問を見つけることが理解につながるとしました。
中学校は2007年の調査開始以来、常に全国平均を上回っており、今年度もすべての科目が1ポイント以上、上回りました。特に数学の正答率は53.9%と全国平均を2.5ポイント上回る結果となりました。
静岡県教委は中学校の結果については正答率の高さを今後も維持していきたいとしています。