核燃料再処理工場の完成延期へ 日本原燃、26回目

日本原燃の使用済み核燃料再処理工場=2020年5月、青森県六ケ所村

 日本原燃の増田尚宏社長は29日、青森県六ケ所村で建設中の使用済み核燃料再処理工場の完成時期を、2022年度上半期から延期する方針を明らかにした。延期は20年8月に続き26回目。青森市で記者団の取材に答えた。

 工場は20年7月、原子力規制委員会の審査に合格したが、その後の詳細設計や工事計画の認可に向けた手続きが遅れていた。

 再処理工場は、原発の使用済み燃料から取り出したプルトニウムやウランを再利用する核燃料サイクル政策の要となる施設。1993年に着工し、当初97年を目指した完成時期は、設備のトラブルや審査の長期化で延期を繰り返している。

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