みずがめ座δ流星群2022年のピーク時間帯いつ、見える方角は 極大は7月30日

みずがめ座δ流星群の極大はいつ

 夏の流星群を存分に楽しめる季節がやってきた。その中でもオススメなのは、みずがめ座δ(デルタ)流星群。7月末の極大(流星群の活動ピーク)はちょうど新月で月明かりがなく観測条件が良い。出現数は少ないが、同じ時期にほかの複数の流星群が活発になっており、夏らしい夜空が楽しめる。みずがめ座δ流星群の見える時期や方角などを国立天文台に聞いてみた。

みずがめ座δ流星群とは

 7月中旬から8月中旬ごろに活発になる流星群。母天体はマックホルツ彗星。流れ星の流れる速度は中くらいかやや遅いスピードなので、目で追いやすく、願い事も唱えやすいかも!?

 この流星群は、北群と南群に分けられる場合もあるが、現在は、南群だけがほぼ観察されており、南群を「みずがめ座δ流星群」と呼ぶことが多い。

出現期間いつ

 出現期間は7月12日~8月23日

極大の時期

 極大となるのは、7月30日午後8時ごろ。新月を過ぎたばかりで、月は夕方過ぎに沈んでしまうため、月明かりの影響もなく、観測には良い条件。1時間に3~5つの流星が予想されている。

見える時間帯や方角

 日没後1時間後くらいの比較的早い時間帯から観測できるので、子どもも一緒に楽しめそう。ほぼ一晩中観察でき、放射点が少し高くなる午後11時ごろからより多くの流星を観測する好条件となる。放射点はデルタの南にあり、みずがめ座の周囲に軌跡が集約するので、空全体を見上げて待ちたい。放射点の高度が低いため、真上の夜空を眺めていると、下から上へ流れることもあるという。

 この時期はやぎ座α(アルファ)流星群をはじめ複数の流星群が活発となる。みずがめ座δ流星群単体では数が少ないものの、それらを合わせれば1時間に10個ほどの流星が見られるという。

流れ星を逃さないコツ

 屋外の暗さに目が慣れるまで、最低でも15分ほどは観察を続けると良い。レジャーシートを敷いて地面に寝転んだり、背もたれが傾けられるイスに座ったりすると、楽な姿勢なまま観察しやすい。

極大の日(30日)の全国の天気は

(30日7時気象庁発表)

札幌:晴れ

仙台:曇りのち晴れ

新潟:晴れ

金沢:晴れのち時々曇り

福井:晴れのち時々曇り

東京:晴れ時々曇り

長野:晴れ時々曇り

名古屋:晴れ

大阪:晴れ時々曇り

高松:曇り

松江:曇り

広島:曇り

福岡:雨のち曇り

鹿児島:雨時々止む

那覇:曇り時々雨

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